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狛江駅前の朧(おぼろ)気

2014.03.28

Category { サット・サンガ }
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狛江駅前
 この数ヶ月の水曜日、きめて訪れている東京は狛江。駅前緑地横の坂道をくだって歩いていました。何か…気になりました。緑地の青竹。どうして気になるのだろう、とよく見ると輝いています。竹の表面にある産毛一本一本が光を放ち呼んでいたのでしょう。おもわずにっこり。さわさわと春の東風の音もしました。何気なく通り過ぎるところでしたが、青竹の仄かなお誘いか…そんな姿に出会えて嬉しかった。「こんにちはぁ」と交わせた瞬間でした。有意義な戯れ。
 また、次の瞬間—。同じように目が寄せられました。向こうに歩いている三人…。なんとも和やかに微笑んでいる印象が、全体を朧月のようにほんのりとさせています。「あらっ?!」よく見ればヨーガを終えて出てきた会員さんでした(笑)。
 霞は春、霧は秋とよく表現されますが、霞は昼の現象です。朧(おぼろ)は夜。ヨーガに関する教典や古い書物を読みますと、ヘンなことが(笑)書いてあります。「賢者やヨーギーは、昼は目を閉じ眠り、夜に目を開け目覚める」と。何だか怪しげです。この意味はこうです。…私たちの暮らす日中というのは、様に、様に…たくさんの事々が喧騒し合っており、その影響を受けやすいから目を閉じなさい。あるいは、目が開いていても、眠っているように無関心でいい。心は夜の静けさを見つめるように居なさい。…と。
 日中、朧(おぼろ)な気配に、霞かかっているようだけれど仄(ほの)かな気配を感じることがあります。ヨーガなどで浄化されていると、あるいは、献身にひたむきに頑張って、ひとつの志に向かっていなさる方もそうですが、心地が安定した状態であると(土壌ができると)、心地がよいと言っている気配に気付くことができます(息吹の音に気付きます)。気づけたらその和は広がり、交感できます。心地よさを求めたり、探したりして広まる交換の輪や仲間とはまったく異次元の(笑)、夜の、閉じた目の向こうのお話でした。輪とは少し違う和。平和。和み。

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