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トリャンバカム・ヨーガ・センターが青空の下、ヨーガをはじめています。それがSORA YOGAの集い「ソラヨガ」です。
忙しい日常の生活で忘れかけていた空の大きさ、太陽のぬくもり、風のやさしさ・・・。自然の声に耳を傾け、一体となり「繋がる=結合する」というヨーガ本来の心地よさを感じていただければと思います。

『バガヴァッド・ギーター』とインド全体を学ぶ学習会(9月報告)

2018.09.29

Category { 教室トークsingle 月例学習会 }
Comments  { 0 }

インドの苦行者(タパッシー)

インドの苦行者(タパッシー)

第1部『いまに生きるインドの叡智』(善本社 成瀬貴良著)
本時内容:9/28日 アシュターンガ・ヨーガ〜の2番目〜8番目まで
《2番目:ニヤマ》
自ら進んでやってくださいという教えです。勧める教え、自ら勧んで行なう、より積極的な戒めです。

・ヤマとニヤマ、同じ戒めでもニヤマはより積極的な戒め。
母と子:小さな子に言うお母さんの言葉が例に挙がりました。
・ 戒めを伝統的な視点から、また日常的な視点から見ることや
戒めを 受け身で受け止めるか、積極的に受け止めるかで変わってくる話もありました。

ニヤマもヤマも「ヨーガをしていると、自然にだんだんそうなっていく。負け惜しみや無理やりそうするのではなく自然にできるようになるといいます。」というお話がありました。

《3番目:アーサナ》
スティラ スカン アーサナム(『ヨーガ・スートラ』2章46節)
アーサナの条件が身体と心の両面からはっきり示されている一文です。
しっかり安定した快適なもの、それがアーサナ。(身体面)
心はを大いなる無限なものに集中させている。(心)

⇒ヤマをまもり、ニヤマをまもり、そして「緊張を取る」のがアーサナ。
・緊張を取るのが目的で、難しいポーズいかんではない。
・リラックスするということで、形から入る「禅」との違いも話題になりました。

《4番目:プラーナーヤーマ》
生命を維持する根源的なエネルギーであるプラーナをアーヤーマする。
・コントロールではない。
・心と身体の架け橋
・瞑想の入口
・ハタ・ヨーガのプラーナーヤーマとは異なる。

《5番目:プラティアーハーラ》
・環境と心という2つの感覚器官に影響を受ける。影響を受ける感覚器官をなくしていきます。難しい。
《6番目:ダーラナー・7番目:ディヤーナ・8番目:サマーディ》
・アシュターンガ・ヨーガの内的部門。
・ここから先は、自然に入っていく流れのよう。ひとつひとつに区別のあるものではありません。

ダーラナ:長時間、高度に集中させること。短時間、雑に集中するのと違い難しいです。

ディヤーナ:集中したのがずっと深まっていくのがディヤーナ。禅のこと。瞑想。そうとう深い瞑想状態。

サマーディ:瞑想している自分は消滅し、対象だけになり、自分と対象の区別がなくなった状態。

まとめ
瞑想へのアシュターンガ・ヨーガ。瞑想の順序としてはわかりやすいのではないでしょうか。ただ座っていい気持ちでは瞑想にならないですね。研ぎ澄ませて、細くして、とんがらせてサマーディへといきます。

『インドの叡智』Q&A
Q1.タパスがハタ・ヨーガで禁止なのは?
→身体を疲れさせてはいけないからです。プラヤトナ(疲労)。
Q2.感覚器官の制御ですが、感覚器官は使っていなくても、感じる
ことをしているのですが…。
→目はとじているので感覚器官は使っていません。意識だけを
使っています。
Q3.資料で見せていただいた写真の人たちはどのあたりにいるので
すか?
タパッシン、苦行者です。
苦行しているのだから出て来なければいいのにお祭りにな
ると出てくるんですね。こういうことをしてインドは生計が成
り立つんですね(笑)。
いろーんな人がいます。シヴァの格好を真似するんですね。
日本でいうとゆるキャラみたいです。身体に灰を

苦行のための苦行になってしまうんですね。悟るための苦行で
はなくて、苦行のガマン大会のようになってしまう…だからお
釈迦さまは苦行では悟れないと言って止めたのです。

第2部『バガヴァッド・ギーター』(配布資料に沿い学習しています。)
本時内容:9/28日 第3章は行為のヨーガ(カルマ・ヨーガ)第3章25節〜35節

3−25
・行為は自分のための行為ではない。
・自分のための行為と執着するような無知になるな。
・自分の行為の意味するところ(与えられている義務)、行為の根源のみを思い行為しなさい。
3−26〜29
・他人に説いてはいけない。
・自分は執着から離れて(自分のためという心から離れて)行為するのみ
・人を混乱させてはいけない。他者の幸せを絶ってしまう。
3−30〜32
・クリシュナを思い、クリシュナに捧げる行為をしなさい。
バクティ・ヨーガとカルマ・ヨーガの両方を説いています。
3−33〜37
・プラクリティには逆らえない。
・好き嫌いは執着と嫌悪。煩悩。源は無明(アヴィディヤー)。
・煩悩に惑わされずスヴァダルマ(真実の自己の本務)をしなさい。
・よく見える人の義務を真似したり思ったりする必要はない。幸せに生きることではない。恐怖を伴う。
・足元をしっかりみて義務をしなさい。
・欲望と怒りはプラクリティの質、トリ・グナだ。

『バガヴァッド・ギーター』Q&A
Q1.プラクリティの感覚器官はプラクリティには逆らえないから抑制してなんになるのかと書いてあります。
瞑想ではプラクリティを抑制します…?
→サーンキャ哲学は瞑想によってプラクリティをなくしいくことをいう哲学です。『ギーター』は哲学を伝えていません。わかりやすく混乱している者に幸せに生きる道を、バクティーの道を説いています。その哲学はヴェーダンタやサーンキャを混ぜこぜで説いていますので、哲学面はいろいろ取り込まれています。

Message
『ギーター』の中にはこころに響くものが時々出てきます。
ここでの解説=コメントは私が書きましたが、みなさんも書いていいんです。本文を読んでそれぞれに書くと良いですよ。

その他
10月21日(日)ヨーガワークショップ【ヨーガ身体観①チャクラ】があります!
詳細はこちらより

次回は10月16日(金)
続きから勉強します。
少しづつ進みますので、頭でっかちになる手前程度の1時間。
一ヶ月に一回ペースですから、復習が十分にできます。

『ギーター』を読んだことがある人も、この講座で熟読しませんか。
サンスクリット語からの訳で原点に返ったところからの解説です。英語訳からの解釈と変わることもありますよ。
解説は成瀬貴良先生。独特のまっすぐで色付けや推測のない解説です。
同時に読み進める、インドやヨーガ全体を知る著作『インドの叡智』の授業が、『ギーター』が書かれた頃の時代背景やヨーガ全体の中での存在位置も理解できてしまうどこまでもやさしい環境で学べる学習会♪

■毎月第3週目(金)
■13-15時
■喜多見地区会館
■要申込
info@tryambakam.jp

Tryambakam Yoga Center

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インドの苦行者(タパッシー)

インドの苦行者(タパッシー)

第1部『いまに生きるインドの叡智』(善本社 成瀬貴良著)
本時内容:9/28日 アシュターンガ・ヨーガ〜の2番目〜8番目まで
《2番目:ニヤマ》
自ら進んでやってくださいという教えです。勧める教え、自ら勧んで行なう、より積極的な戒めです。

・ヤマとニヤマ、同じ戒めでもニヤマはより積極的な戒め。
母と子:小さな子に言うお母さんの言葉が例に挙がりました。
・ 戒めを伝統的な視点から、また日常的な視点から見ることや
戒めを 受け身で受け止めるか、積極的に受け止めるかで変わってくる話もありました。

ニヤマもヤマも「ヨーガをしていると、自然にだんだんそうなっていく。負け惜しみや無理やりそうするのではなく自然にできるようになるといいます。」というお話がありました。

《3番目:アーサナ》
スティラ スカン アーサナム(『ヨーガ・スートラ』2章46節)
アーサナの条件が身体と心の両面からはっきり示されている一文です。
しっかり安定した快適なもの、それがアーサナ。(身体面)
心はを大いなる無限なものに集中させている。(心)

⇒ヤマをまもり、ニヤマをまもり、そして「緊張を取る」のがアーサナ。
・緊張を取るのが目的で、難しいポーズいかんではない。
・リラックスするということで、形から入る「禅」との違いも話題になりました。

《4番目:プラーナーヤーマ》
生命を維持する根源的なエネルギーであるプラーナをアーヤーマする。
・コントロールではない。
・心と身体の架け橋
・瞑想の入口
・ハタ・ヨーガのプラーナーヤーマとは異なる。

《5番目:プラティアーハーラ》
・環境と心という2つの感覚器官に影響を受ける。影響を受ける感覚器官をなくしていきます。難しい。
《6番目:ダーラナー・7番目:ディヤーナ・8番目:サマーディ》
・アシュターンガ・ヨーガの内的部門。
・ここから先は、自然に入っていく流れのよう。ひとつひとつに区別のあるものではありません。

ダーラナ:長時間、高度に集中させること。短時間、雑に集中するのと違い難しいです。

ディヤーナ:集中したのがずっと深まっていくのがディヤーナ。禅のこと。瞑想。そうとう深い瞑想状態。

サマーディ:瞑想している自分は消滅し、対象だけになり、自分と対象の区別がなくなった状態。

まとめ
瞑想へのアシュターンガ・ヨーガ。瞑想の順序としてはわかりやすいのではないでしょうか。ただ座っていい気持ちでは瞑想にならないですね。研ぎ澄ませて、細くして、とんがらせてサマーディへといきます。

『インドの叡智』Q&A
Q1.タパスがハタ・ヨーガで禁止なのは?
→身体を疲れさせてはいけないからです。プラヤトナ(疲労)。
Q2.感覚器官の制御ですが、感覚器官は使っていなくても、感じる
ことをしているのですが…。
→目はとじているので感覚器官は使っていません。意識だけを
使っています。
Q3.資料で見せていただいた写真の人たちはどのあたりにいるので
すか?
タパッシン、苦行者です。
苦行しているのだから出て来なければいいのにお祭りにな
ると出てくるんですね。こういうことをしてインドは生計が成
り立つんですね(笑)。
いろーんな人がいます。シヴァの格好を真似するんですね。
日本でいうとゆるキャラみたいです。身体に灰を

苦行のための苦行になってしまうんですね。悟るための苦行で
はなくて、苦行のガマン大会のようになってしまう…だからお
釈迦さまは苦行では悟れないと言って止めたのです。

第2部『バガヴァッド・ギーター』(配布資料に沿い学習しています。)
本時内容:9/28日 第3章は行為のヨーガ(カルマ・ヨーガ)第3章25節〜35節

3−25
・行為は自分のための行為ではない。
・自分のための行為と執着するような無知になるな。
・自分の行為の意味するところ(与えられている義務)、行為の根源のみを思い行為しなさい。
3−26〜29
・他人に説いてはいけない。
・自分は執着から離れて(自分のためという心から離れて)行為するのみ
・人を混乱させてはいけない。他者の幸せを絶ってしまう。
3−30〜32
・クリシュナを思い、クリシュナに捧げる行為をしなさい。
バクティ・ヨーガとカルマ・ヨーガの両方を説いています。
3−33〜37
・プラクリティには逆らえない。
・好き嫌いは執着と嫌悪。煩悩。源は無明(アヴィディヤー)。
・煩悩に惑わされずスヴァダルマ(真実の自己の本務)をしなさい。
・よく見える人の義務を真似したり思ったりする必要はない。幸せに生きることではない。恐怖を伴う。
・足元をしっかりみて義務をしなさい。
・欲望と怒りはプラクリティの質、トリ・グナだ。

『バガヴァッド・ギーター』Q&A
Q1.プラクリティの感覚器官はプラクリティには逆らえないから抑制してなんになるのかと書いてあります。
瞑想ではプラクリティを抑制します…?
→サーンキャ哲学は瞑想によってプラクリティをなくしいくことをいう哲学です。『ギーター』は哲学を伝えていません。わかりやすく混乱している者に幸せに生きる道を、バクティーの道を説いています。その哲学はヴェーダンタやサーンキャを混ぜこぜで説いていますので、哲学面はいろいろ取り込まれています。

Message
『ギーター』の中にはこころに響くものが時々出てきます。
ここでの解説=コメントは私が書きましたが、みなさんも書いていいんです。本文を読んでそれぞれに書くと良いですよ。

その他
10月21日(日)ヨーガワークショップ【ヨーガ身体観①チャクラ】があります!
詳細はこちらより

次回は10月16日(金)
続きから勉強します。
少しづつ進みますので、頭でっかちになる手前程度の1時間。
一ヶ月に一回ペースですから、復習が十分にできます。

『ギーター』を読んだことがある人も、この講座で熟読しませんか。
サンスクリット語からの訳で原点に返ったところからの解説です。英語訳からの解釈と変わることもありますよ。
解説は成瀬貴良先生。独特のまっすぐで色付けや推測のない解説です。
同時に読み進める、インドやヨーガ全体を知る著作『インドの叡智』の授業が、『ギーター』が書かれた頃の時代背景やヨーガ全体の中での存在位置も理解できてしまうどこまでもやさしい環境で学べる学習会♪

■毎月第3週目(金)
■13-15時
■喜多見地区会館
■要申込
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