16日の今日へ!
主自身、慎ましく、献身的で、純粋な人の心で、自分の座席を求めています。
seat
アーサナとは英語でポーズ、日本語では体位、姿勢ですが、サンスクリット語の意味には「坐ること、休息する、住まう」あります。坐法、坐ること、住居です。
身体の緊張を取るのがアーサナです。日常はたいへんな緊張の連続です。ヨーガのアーサナは頑張ってしたり、挑戦したりするなら、それは緊張です。アーサナをする意味は休息することであり、落ち着いて座ることであり、安らかな安住の土地で暮らす住居のようである状態です。
いつも謙虚に、献身的に、純粋な心で尽力している人のところに、主は座席を探しているという言葉です。
日常生活は、ちょっと配慮して意識を内側へ向けておかなくては、目に見えるもの、聞こえてくるもの、接触しているものや状況へすぐに覆われてしまうからです。
ところで、ヨーガとは調和です。二つを調和させる、結びつける、和合という意味です。いったい何と何を結びつけるのでしょう。
古代人はこう考えました。
「馬と馬車を繋いで(結びつけて)神様に降りてきていただく」
そして、その行為、つまり一心に念じる。
まるで馬と馬車を繋いで馬を上手に制御するように、感覚器官や心をコントロールして三昧という深い境地へ入ることをヨーガだと言いました。(カータカ・ウパニシャッド)
ヨーガとは何か、「これをヨーガと言う」と説明した最初なので、これをヨーガの起源とする説もあります。
ヨーギー、ヨーギーにのみなさまへ!
朝のはじまりに、忙しくも尽力したい毎日だからこそ、まずは「ここから」。座席で一服する時間を持ちましょう。ほんの少しでいいからという慎ましく、献身の心で、純粋に向かいます。
目を開けたら、今日へ!