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29日の今日へ!

2018.10.29

Category { 教室トーク }
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欲望がなく、憎しみや妬みから解放されている人はハッピーです。

happy
幸福な生き方を説く『バガヴァッド・ギーター』に、人間は何に駆り立てられて罪を行うのか。望まないのに。いわば力で強いられたように(3-36)
「罪」は行なわないとしても、何かに駆り立てられるように忙しい毎日です。いったい何に忙しいのでしょう。また「罪」とはいったいどんなことを指しているのでしょう。
罪はパーパと言います。「悪いなぁ〜」と思いながら、またいやいやする、不吉なことを心配して口にするだけではなく、思うこともこのパーパ。
良いことだと思っていてもできない。悪いと思っていても止められない。

free
がんじがらめに強いられているものからフリーになりたいものです。がんじがらめに私たちを覆うものを、大食漢で敵だと『ギーター』は説きます。
・怒りはラジャスグナから生まれたもので、大食漢で大きな罪である。それが敵であると知れ。(3-37)
・火が煙に、鏡がホコリに、胎児が羊膜に覆われるように、この世はそれ(ラジャスグナから生まれる怒り)によって覆われている。

hatred and jealousy
憎しみや嫉妬。怒りはどこからやってくるのか。怒りはクローダと言います。ラジャスグナから生まれる欲望です。
・感覚器官から受ける対象を考えると執着が生じ、執着から欲望が生じる。欲望から怒りが生じる。怒りから思い込みが生じ、思い込みから記憶の喪失が生じ、記憶の消失から知性の破壊が生じ、知性の破滅が生じる。(2-62〜63)

仏教でも三毒があります。三つの怒りは毒になりますよ、と「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)」を説いています。それぞれサンスクリット語の①ラーガ…迷いの生存の根源としてのむさぼり。②ドヴェーシャ…いかり。腹立ち。にくしみ怒ること。うらみ。③モーハ…おろかさ。ものの道理のわからぬこと。愚かな心の暗さ。

グルデーヴは言います。
エゴはラーガ・バヤ・クローダから構成されています。
ヨーガは「あらゆるものがひとつである」ということを悟ることなしにはできません。「執着や恐怖や憎しみを放棄した」というごまかしを演じている限り、無私の行為(カルマ・ヨーガ)をすることは不可能です。
私たち人間が、ラーガ(愛着)・バヤ(恐怖)・クローダ(憎しみ)の三つの要素を持って生まれてきたということは心理学者たちによっても明らかにされています。これは、あらゆる人間がこの三つの要素を内面に持っているということです。或いは自己というのは、これら三つの要素で構成されているということでもあります。
この三つの要素は年を経るにつれてますます大きくなっていくことも知っています。私たちの中で形つくられていくからです。ですから子どもの方が大人よりも恐れを知らないのです。子どもは瞬間的に執着したり、瞬間的に怒ることはありますが、大人のようにいつまでもそれに執着していることはありません。
「罪というのは、ちょうど赤ちゃんが成長していく過程において過ちを犯してしまうようなものだよ」
「求めてはいけないよ。断ってもいけないよ。」


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