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ミニチュア

2020.04.14

Category { 教室トーク }
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ときどき、大きな試練を与えてくれます。

神戸西日本大地震。
東日本大地震。
コロナウイルス。

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ミニチュアは「小型の、小型模型」。「細密画」もミニチュアで細部まで細かく書き込まれたもの。
アーサナやプラーナーヤーマをするとき、
身体や内部のはたらきはこの世界のミニチュアだと実感します。
「腕」と言えば心は「腕」というミニチュアになります。
「鼻」と言えば心は「鼻」というミニチュアになります。
肺や心臓もミニチュアに。
ミニチュアを仕上げることではありません。
こだわりたくなりますが(笑)。

ミニチュアは大きな世界の仮の姿。
ミニチュアの完成は、上手に仕上げていくことではない。
描きながら、制作しながら機能を理解することです。

ミニチュアは大きな、大きな関係性の理解を与えてくれます。
そしてミニチュアを愛するでしょう。

今日(日めくりカレンダー)のシヴァーナンダの言葉は
Live in the world but be not of the word.
この世に生き続けなさい。
でもこの世のモノになってはいけませんよ。

震災のときでした。
二年ほど仮設住宅で暮らす経験が私にはありました。手織りのヨーガマットプロジェクトという作業上です。
土地に沿った壮大な家で暮らし、
山や海といつも会話しながらの仕事と暮らし。
壮大な家というのは大きな家という意味ではありません。見合って機能している家です。

ミニチュアハウス仮設。
人間が持つ適応能力で適応するときなのです。
ミニチュアに合わせるか
ミニチュアから見出すか。

ミニチュアを完成しようとすれば愚痴が、怒りが。
ミニチュアから見て取り、そこから学ぶこと。
震災での病とは別に。数年後多くの人が病に。そこから命が離れていきました。
ミニチュアになってしまえば
行動は縮小されても、たしかに見合ったものが充てられました。優しさから。
「ありがとうございます……」
心から活き活きと喜びが溢れず、生き生きと動いていない変わった食べものを摂りました。

それだけを少し心配します。

日本人は大丈夫でしょう!
しかし、しかしほんの少し心配。

ヨーガが多くの人に知られました。
知るということと理解は違うから。そこだけ気になる。

どうか、いまはミニチュアの仮の模型箱。
適応することが完成ではなく、適応に学んでいくこと。

Tryambkam Yoga Center
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