たまもの
賜物
賜ったもの。いただきもの。
モノから受ける味わい。
成長を与えられたと実感するとき、
賜物だぁと抱き、賜ったその出会いに感謝するものです。
母親
振り返えると、ウチの場合は世間でよく言う「おふくろの味」はありませんが
添加物を使わない調味料の元になるもの。
母の梅干し
添加物を使わない調味料(塩麹・醤油麹・味噌麹・梅酢…)
これは逸品で、健やかの循環を賜りました。
継ぐものになりました。
会員M.Hさま
時折ヨーガレッスンに持参くださる甘酒。終わりに皆で円になっていただきます。
逸品。
麹と玄米から作られていらっしゃるとか。
いつもそこでのお話しは、
これが、いよいよ必要なんです。これからの飲む点滴だと。
内臓機能の加齢とともに、できる限り少量で栄養のあるやさしい食べもの、まさにアムリタを求めてゆきついていた食べるものの話。
そのお言葉、賜ります。
会員 N.Eさま
教室の始まりと終わりには一目散にお掃除をしてくださいます。
わたしは「まず、一息つかれて休んでください。そして皆でしましょう」と言うのです。でも…
「いつも無我夢中でやって来たんです。振り返ればすごい形相だったかもしれませんが我が身も子も振り返らずただはたらいてきました。ですからつい…何だかお恥ずかしいっ」とおっしゃるそのお話は賜物だと受け止めています。
自分の都合で何でもできる時代となり見返すきっかけをいただきます。
織り織りのうたの織手 久米子さんの昆布
もちろん昆布やひじきは海の産物ですが、
どうやって収穫し、どうやってそれを周囲の人に紹介していくか、その姿勢に賜ります。
海に感謝をする姿勢。
海を山を空を見つめる心で織る姿もそのひとつの現れ。
たくさんの姿勢が賜りもの。
すべて、いただくばかりではただの盗人だ……わたしは随分若い頃から思ったものでした。
若い頃は何でも教え賜ります。またそういう時期が若い人には必要です。
しかし、ある時期、誰もがきっと一度は経験していると思いますが
「この経験をけっして忘れてはいけない!」そう思う賜りものを授かるものです。
それはどうなっているでしょう…
就職し、お金を自ら稼ぎ、住む世界が決まる頃には、ぼんやりと薄らいでいるものです。
人は罪人として罰せられる盗人よりずっと盗人かもしれません。
そこで賜ったと感じたならば、賜ったことを今度は姿勢で指し向かうこと
平和であり、至福への一歩だと感じます。
トリャンバカム・ヨーガ・センター