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カルマ・ヨーガ①

2020.09.04

Category { 月刊新聞 }
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ヨーガにはいくつかの流派があります。(ヨーガの勉強会は10月から毎月隔週第1・3週㈭スタート→こちら
カルマ・ヨーガは梵語カルマは「行為」「行為の結果」の意味で仏語では業です。
従って「行為のヨーガ」ということになります。
もっとヨーガの部分を易訳すると「行為の仕方(方法)」ということになります。

行為について教えてくれるのは、ほんとうなら先生です。
日本はかつて部落・集落に一人の長(おさ)が居て成り立っていました。
最上の模範となる者あれば、周囲の人びとは平和に暮らせるでしょう。

さて、近年、先生と呼べる人が居なくなりました。居なくなれば自分自身の行為も混乱しやすいでしょう。
模範者やスター、ロマンを持っていつも想う人があれば、
真似をしたい人があれば案外と混乱を脱するのではないでしょうか。支えや励みになるものです。
「あなたが付く人は、あなたが望むものを持つ人なのです。」とも言われます。
富裕層に付く人はお金が欲しいのです。力ある人に付くひとは権力が欲しいのです。

精神世界や修行の道では金や権力、男女の性についてタブーの傾向があると思われがちですが
ダメなどとヨーガは言っていません。
大いなる原動力、産む力に女性原理、大いなる母を見ます。
力や物質の流れ、性の交感についての哲学(実験済みの思想)は顕れである力のすべてを語っています。(力のヨーガ(ハタ・ヨーガ)の講座は10月より第1・3週目㈪スタート!→こちら

さて、『バガヴァッド・ギーター』第3章7節は
心で感覚器官を制御し運動器官でカルマ・ヨーガを始める人は彼(前者)より優れている

簡単な解説です。
詳しくは講義でします。(『バガヴァッド・ギーター』学習会 毎月第3週午後13〜15時 10月〜スタート→こちら

「心で感覚器官を制御し」とは、
身体の活動(発生、手足、排泄、生殖)は止めているけれど心中では感覚器官(味覚、聴覚、視覚、触覚、臭覚、心)が感じている対象へ心を動かせされ、懸命に制御しようとしているという状態です。静かに坐ってヨーガ的ですが、心の中までは分かりません。いろいろ考えて居るかもしれません。

「運動器官でカルマ・ヨーガを始める人」とは
いつも活動的でちっともヨーガ的な人に見えないけれど、心の中ではひとつのことにじーっと集中し、おちついて居るかもしれません。

ということです。

さあ、みなさまの行動が一点集中(エーカ・グラター)でありますように。
2つ星、5つ星もすばらしいですが、ひとつの星でいいのです。一つは一人ひとりに与えられているのです。

Tryambakam Yoga Center
早野智子

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