Happy Birthday!9月8日
今日9/7はシヴァーナンダ・サラスヴァティ ヒマーラヤ入口聖地リシケーシのヨーガの聖者の誕生日の前日で『シヴァーナンダ・ヨーガ』の著者成瀬貴良先生の誕生日。
―コメント:成瀬貴良氏―
一口でスヴァーミー・シヴァーナンダという方を表すとしたら、「奉仕の人」といえるのではないでしょうか。
もちろん、偉大なヨーギーであり、近年まれに見る聖者であることは間違いありません。
スヴァーミー・グルデーヴ・シヴァーナンダは精神世界に入る前はマレーシアで医師として働いていました。しかし、そのから彼の奉仕の心は大きなものでした。治療費を払えない患者には無料で治療をし、貧しい人にはポケットマネーさえ与えていたということです。
後にリシケーシに来てからも、彼は年老いた修行者や病気のヨーギーのために尽くしました。サンタクロースのように大きな袋を担いでは彼らのところに行って薬や栄養のあるものを与えました。
一方で、自分にはたいへんな苦行を課していました。早朝に、凍るようなガンガーに入っては太陽が昇るまでマントラを唱えていたということです。奉仕と修行は並行して行なわなくてはなりません。
シヴァーナンダ・アーシュラムのスローガンともいえる「Serve, Love, Give」 この三つの筆頭にあげられているのがServe(奉仕しなさい)です。
シヴァーナンダ・アーシュラムはヨーガを学ぶためのアーシュラムです。しかし、グルデーヴ・シヴァーナンダは、ここリシケーシのシヴァーナンダ・アーシュラにヨーガを学びに来た人たちに第一に伝えたかったのがServe(奉仕しなさい)なのです。
アーサナや瞑想や哲学よりもまず学んで欲しかったのが他人へのServe(奉仕しなさい)だったのです。そして、これはスローガンなどではなく、グルデーヴ・シヴァーナンダの生き方そのものでもあったのです。グルデーヴの生涯を見ますと、人のための奉仕についてのエピソードがたくさん伝えられています。
金言と呼ばれるシヴァーナンダの言葉にもあるように、グルデーヴは、「奉仕というのは積極的でなくてはならない。常に他人に奉仕する機会を見つけるばかりか、自分で人々に奉仕する機会をつくらなければならない。」と語っています。
リシケーシのシヴァーナンダ・アーシュラムはそのような精神で満ちあふれています。
🔸 成瀬貴良先生を囲むヨーガ勉強会の仲間Y.L.S.(ヨーガ・ライフ・ソサエティ)で、制作した小冊子(2016年版)があります。
今週は連載で紹介したいと思います。
冊子が欲しい人はこちら → 小さな冊子『スヴァーミー・シヴァーナンダの言葉』
🔸 『シヴァーナンダ・ヨーガ』を知りたい人への講座はこちら → 著者成瀬先生と読む『シヴァーナンダ・ヨーガ』(善本社)
🔸 「Serve, Love, Give」をテーマにしてするハタ・ヨーガの実習。授業内容はこちら → 授業内容とトピックス
Tryambakam Yoga Center
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