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-本の紹介編-『シヴァーナンダ・ヨーガ』(善本社 成瀬貴良編訳)

2011.10.24

Category { サット・サンガ }
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photp シヴァーナンダ・ヨーガより

photo シヴァーナンダ・ヨーガより

愛と奉仕に生きた聖者の教え
『シヴァーナンダ・ヨーガ』
前回10月8日は、シヴァーナンダさんの学生時代を紹介しました。今日11月8日(毎月8日、24日)は、彼のマレーシアでの医療活動を『シヴァーナンダ・ヨーガ』よりお伝えたいと思います。
(毎回きりの良いところまでを紹介しますので、興味を持たれた方は「シヴァーナンダ・ヨーガ」をお読みください。)

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前回のつづきです。
(10/24のブログです)

マレーシアのクップスワミ

クップスワミは家に戻ると、マレーシアに行くことを両親に打ち明けました。それを聞いた母親は非常に悲しみ、父親は、海を渡ることは聖典では禁じられていることを挙げて反対しました。
クップスワミはしかし、人々を助けるために海を渡るのだから、聖典も許してくれるでしょうと、父親を説得します。クップスワミの意志が固いことを知った両親は結局、許可するほかありませんでした。
出発の日、母親はクップスワミの好物であるラドゥ(菓子)を作り、船の上で食べるようにとたくさん持たせてくれました。結果的にこれが非常に役に立つことになりました。というのも、船の中には菜食者のための食事が用意されていなかったからです。船旅中は母親の持たせてくれたラドゥと水だけが彼の食事になりました。
また道中、彼は常に聴診器と薬の入った鞄を側に置き、乗客の診療を無料で行い、皆に喜ばれました。

マレーシアに着くとまず、ゴム農園と病院の経営者に会いました。経営者はインドから来たばかりの若き医者に訪ねました。
「君は病院の経営もできるのかい」
クップスワミは答えました。
「もちろんです。病院の一つや二つであろうと経営できます!」
こうしてすぐに“セナワン・エステート病院”の経営を任せられました。
クップスワミは患者を診察し、薬を調合し、会計もしなければなりませんでしたが、彼はこれらを規則正しく、勤勉に良心的に行ないました。助手たちには病院を清潔にするようにさせました。雑然としていたカルテ、入院カード、資料などもきちんと整理しました。
マレーシアには大勢の医者がいましたが、患者に親切で同情的な医者は決して多くはありませんでした。ほとんどの医者が金持ちの患者だけを診察したがるなか、クップスワミは、彼の助けを必要としている貧しい患者を探し求めました。
また、他の医者たちは相談に乗りるだけでも診察料を取っていましたが、クップスワミといえば、治療費を払えない貧しい患者たちには自分のポケットマネーを与えていました。貧困に悩む人たちが病気や苦難から解放されるのを見るだけでうれしかったのです。
どんな患者にも親切にするクップスワミの評判はたいへん良く、病院で働く人たちの尊敬も集めました。
ドクタークップスワミの優しいしぐさ、憐み深い言葉、熱心さが伝わってくる声、柔らかいトーン、的確な注意など、患者たちは苦しみが薄らいでいくのを感じました。患者たちはそんなクップスワミを、「患者を奇跡的に治す力を神から授かった人」として尊敬しました。
クップスワミは患者を診ている間、いつも祈っていました。毎週金曜日には、病院内で祈りの集会を持ち、終わりには*プラサードを配りました。それから病棟を見て回り、具合が悪くて集会に参加できなかった患者の口にプラサードをやさしく入れてあげました。
難しい患者には、よく徹夜で看病をしました。病人達に囲まれていると、彼らの辛い気持がよくわかりました。
働くことが出来ない大勢の貧しい人たちのためには「救済小屋」を建て、食料や衣料品を用意し、彼らの働き口を求めてあちこち走り回りました。
ある日の真夜中、彼は病院で勤務を終えて家に戻っていました。すると男の人が訪ねて来て、自分の妻がいま非常に苦しんでいるので、ぜひ診てくださいと、申し訳なさそうに頼んでいる声が聞こえてきました。
使用人がその男に、真夜中であることと、雨が強く降っていることを理由に、また明日来るように言いました。それを聞いたクップスワミは、すぐに行くことを伝えて男を安心させ、使用人にオートバイを用意させました。雨が降る真夜中、オートバイで彼の家に駆けつけたクップスワミは、出産で苦しんでいる男の妻を診察しただけでなく、お産が無事済むまで祈り続けました。
このような医師クップスワミの慈愛に満ちた診療は、やがてマレーシア中に知れ渡っていきました。
この病院で働くことにより、クップスワミ自身の心もたいへん高められました。それは、どんな人をも受け入れて守ってくれる大樹のバイニヤンのようでした。彼は、助けを求めてくる人は、どんな人であれで拒絶することはありませんでした。
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*プラサード:供物。儀式や礼拝の間、供物として捧げられていた果物や菓子を、儀式が終わったあとに参加者に配る習慣がある。
☆彡トリャンバカム・ヨーガ・センターでは、受付にあるキャンディーがプラサードですね。皆さんがヨーガを終えた後は、甘~いキャンディで、お口をうるおしてくださいね。^^

『シヴァーナンダ・ヨーガ』を読み、深めているSatomi です。
マレーシアでのグルデヴ(またはシヴァーナンダさん)の行為には、医療という人を助けるということだけではない、「慈愛の心」を感じます。慈愛の心は、気持ちが安らかにします。例えば…私ごとですが、妊娠中という初めての経験をしている私は、定期的に病院へ行く機会があります。「もし、私の担当医がシヴァーナンダさんだったら」と思うのです。不安だから、思うのでしょう。少しでもグルデヴ(またはシヴァーナンダさん)のような、不安を取り除いて安らかになるような「慈愛の心」で人と「接し」たい、と改めて思いました。皆さんと「接し」ているヨーガの時間、レッスンの前や後のみなさんとのひとときを思いました。大切にしたいと思い、皆さんひとりひとりの笑顔を思いました。「接し」ている「場」で、私自身は学び、成長する場を与えられているのだと気付かされます。そのような気づきを与えてくださったことに感謝いたします。om..

本を文字に改めて書き落とすことで更なる学びを得ています。一緒にこのページを担当し、学びを受けている長又です。
医師シヴァーナンダさんは強い意志(サンカルパ)を持って自分が決断した事を全うし、どんな状況であろうと変わらない慈悲に満ちた行為が周囲の者に安心を与え皆が心から癒された事でしょう。これこそ真の治療ですね。前項でもあった様に『予防こそ治療にまさる』と考えた彼は一人一人に対して心の治療と的確な対処をしたに違いありません。今の日常に置き換えてみても、強い意志・決断の全う・どんな状況でも変わらない慈愛に満ちた行為・的確な判断が大切だと気付かされます。satomiさんと同じくヨーガを通して気付きに出会う事が多くなりました。また、自分の為だけでなく、人の為に働く事はとても気持ちがいいものですよね。シヴァーナンダさんの大きな大きなスケールとはゆきませんが、人の為に出来る事を見つけていきたいと思いました。シヴァーナンダさんの魂を心に浸透させていきたいです。om..

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