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―本の紹介―『シヴァーナンダ・ヨーガ』善本社 成瀬貴良氏編訳

2013.01.08

Category { サット・サンガ }
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thCAXYF5VL2013年も「シヴァーナンダ・ヨーガ」を読み進めて共に心を浄化していきましょう。

前回に続き「知識と智慧の伴わない実践だけの危険性」の章を紹介していきます。毎月8日・24日と2回に分けてきりのいいところまでをご紹介いたします。興味をもたれた方は『シヴァーナンダ・ヨーガ』をお読みください。

知識と智慧の伴わない実践だけの危険性
これはグルデーヴご自身がわたしたちに語ってくれたことなのですが、グルデーヴがリシケーシに来られたときに望んだことは、樹の下で坐わること、神の名を唱えること、*ジャパをすることでした。これが、グルデーヴの望んだことのすべてだったのです。
 グルデーヴは*キールタンを行わないではじまる催しものは何ひとつとしてありませんでした。どんな場合でも神の名が歌われました。だれかが病気になったとき、死にそうなとき、死んだとき、結婚するとき、礎石を置く時、建物を壊すとき、その他どんなときでも*マハー・マントラが必ず歌われました。
 もっとも古い弟子のひとりスヴァーミー・*パラマーナンダジーへ宛てた手紙の中で、グルデーヴは、キールタンによってインドは変わるべきであるとも語っています。グルデーヴはその考えのとおり、*スヴァルガ・アーシュラムにいたときにはよく、*サンキールタンの集いのまとめ役のようなこともしていました。

 また、*ディヴァイン・ライフ・ソサエティがスタートする以前の話ですが、キールタンの集いを行うために、キールタンの上手な人たちを何人か集めてグループを作ったことがありました。
 しかし、グルデーヴはしばらくすると、キールタンにはエクスタシーと呼ばれるある種の危険性が潜んでいることに気付きました。人びとは跳びはね、踊り狂いました。ある種のエクスタシーがキールタンを通して得られることは間違いありませんが、そうすることがすべてではないはずです。
 やがて人びとの間で権力争いが起き、一、二年のうちにキールタンに対するグルデーヴの心は変わってしまいました。
 グルデーヴは言われました。
「サンキールタンだけをおこなうのはあまりよいとはいえません。主情主義に陥る危険性があるからです。そこには智慧や知識もなくてはなりません。キールタンは神の名を歌うことであり、単なる音楽会ではないのです。大切なのはキールタンは修行のひとつであるということです。わたしたちはそのことを正しく認識し、理解しなくてはいけません」
 そして一年が過ぎたころ、グルデーヴはそれらをうまく統合したシステムを作り上げたのです。
 このように、何かを実際に行うということ、つまり実践は極めて重要なものですが、それは知識や智慧なくしては成功しません。
 知識や智慧は、あなた自身の助けになるばかりでなく、人を助けるということを知っておいてください。

 Y・V・F・Aの目的
 あなたがこのアーシュラムで学んだすべてのことを、他の人たちにも広めてください。アーシュラムの感想や印象といったものだけでなく、あなたがここで学んだ理論や哲学、実践的な知識をもです。
 そして、それらを神に捧げるような気持ちで行ってください。これは、グルデーヴがいつも強調されていたことです。
 あなたが持っているものがなんであれ、人に分け与えるようにして下さい。ヨーガや*ヴェーダーンタの知識に関しても同じです。それによってあなたの心の中の消極性が改善され、考えや意識が純粋になるという、とてもよい方法なのです。
 そうでないと、自分はとてもよく勉強して全てのことを知っているという、単なる自己満足だけに終わってしまいます。あなたが口を開かないかぎり、だれもあなたの学んだことに異議をはさんだり、意見を交換したりすることはできません。
 ときには、あなたの知識を笑う人たちもいるでしょう。しかしそのことによって、自分はもっと学ばなくてはならないのだという、よい刺激になるのです。
グルデーヴはわたしたちに、ヨーガやヴェーダーンタの理論と実践との両方を学ばせるため、「ヨーガ・ヴェーダーンタ・フォレスト・アカデミー」を始められました。理論と実践との二つを共に学ぶのだということを忘れてはなりません。
 「ヨーガ・ヴェーダーンタ・フォレスト・アカデミー」は、多くの人たちにさまざまな知識や教えを広く伝えていくために創られたものです。
 なぜなら、彼らはここ「ヨーガ・ヴェーダーンタ・フォレスト・アカデミー」で自分たちが求めているものを実現するからです。また、自分たちの歩むべき道やゴールが何であるかを知るからです。

*ジャパ:「繰り返し」の意味。実際にはマントラを何回も繰り返し唱えること。ジャパには、心の中で・つぶやくように・声に出しての三つの唱え方がある。
*キールタン:讃美歌。神やグルの名前を歌うこと。通常、楽器などを使い音楽的である。信者達が一同に進行することもある。サンキールタンともいう。
*マハー・マントラ:「偉大なるマントラ」の意味。シヴァーナンダ・アーシュラムのバジャン・ホールで1943年12月3日より今日までずっと唱え続けられているマントラ。
*パラマーナンダジー:スヴァーミー・シヴァーナンダの初期の高弟。
*スヴァルガ・アーシュラム:スヴァルガとは「天国」の意味。古くからリシケーシにある大きなアーシュラム。シヴァーナンダがリシケーシで最初に住んだアーシュラム。
*サンキールタン:キールタンに同じ。
*ディヴァイン・ライフ・ソサエティ:1939年4月16日に設立。シヴァーナンダ・アーシュラムの正式名所。

コメント:私はシヴァーナンダアーシュラムでグルデーヴから直接学ぶことは出来ませんでしたが、学びを引継ぎ、シヴァーナンダ・ヨーガを伝える人たちによって学ぶ機会をいただきました。まだまだ学ぶことはたくさんあり、現在も学び続けている身でありますが、学んだ理論や哲学、実践的な知識が自分だけにとどまらぬよう正しく伝えていけたらと思っています。ヨーガを伝えるという仕事に携わりながら学んだことを他の人たちにも正しく伝え、それらを神に捧げるような気持ちで行うことが大切なのだと改めて気づかされます。

コメント:日常的に実践だけ、或いは知識だけということが少なくないように思います。どちらか一方だけではなく実践と、知識や智慧という両方の車輪を回すことで正しく前に進むことができるのでしょう。シヴァーナンダ・アーシュラムのスローガンでもあるserve・love・giveはシヴァーナンダさんがヨーガをする者に先ず伝えたかったことでした。この項でも、「あなたが持っているものはなんであれ、人に分け与えるようにして下さい。それによって考えや知識が純粋になるというとても良い方法なのです」とおっしゃっています。与えることによって心を浄化するということを教えて頂きました。

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