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リシケーシの風 ーvol.2 旅の準備から始まっていた!ー

2025.11.06

Category { 月刊新聞 }
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旅の準備からはじまっていた導き!

インドの旅は一筋縄ではいきません。

どんなに準備しても、その通りにはいかない。それでも──準備には意味がある。

出発の日、羽田へ向かう道中も“風”が働いていました。
不思議と道が開け、驚くほどスムーズに辿り着いたのです。

研修までの準備ミーティングは三度行ないました。宿泊行事に付属のお決まりのような説明会ですが、白状しますと、これ、わたくし早野がもっとも救われていたりします(笑)。一回目は研修の全体行程や諸費用、必携持ち物。二回目はアーシュラム生活についてと詳細に注意点を、そして最後は直前の最終確認です。 説明しながらリアルになります。結局、あれやこれやと思い出すので、結局バッグパッキングを終えたのは前々日だったでしょうか。

ヨーガの古典からの教えにヤマ(気を付ける5つの戒め)・ニヤマ(するべき5つの戒め)があります。ラージャ・ヨーガ(ヨーガの王道、瞑想ヨーガ)の教えですが、どの派のヨーガにも通じることです。そしてハタ・ヨーガ教典では、さらにその教えは広がり、ヤマ・ニヤマは10ずつの教えとなって伝えられています。紹介します。それぞれが具体的にどのような行為なのかは、この旅の記録を追っていくごとにでてくるでしょう。
メンバーの態度はクシャマーでした。事前に学習会で触れたのは一人ですが、たった一度のことを覚えていないと思います。頭で理解して努めて制しているのではなく、自然になされていました。ハタ・ヨーガ教典では、クシャマーは10のヤマ(ヨーガをするなら「気をつけましょう」の5つ目です。クシャマーは人と悪い関係にならないように我慢したり、自分を抑えたりすることではありません。むしろその逆でしょう。日々、自分自身の心のあらゆる状態を観察し、知っているからこそ、解るのです。さまざまな状況下での相手の気持ちが理解できます。寛容になれるのです。どうしても騒ぐ心の想いに縛られてしまう状況を知っているからこそなのです。他者への寛容な態度は、自らへの態度です。前に進んでいく力が生まれるでしょう。ですから、クシャマーは周囲の人たちのためではなく、それは自分自身のためとなるのです。

ヤマ
禁戒と訳されることの多いヤマ。ヨーガをするなら禁ずる戒めで、対他的な内容に感じますが、これは、実は社会的な規律でも道徳でもなく、個人の魂の救済のためであり、その手段として挙げられるのです。《常に気をつけましょう》の教示と受け止めてはどうでしょうか。
ラージャ・ヨーガのヤマ
1) アヒンサー「非暴力」
2) サティヤ「誠実、正直」
3) アステーヤ「不盗」
4) ブラフマチャリヤ「禁欲、梵行、純潔」
5) アパリグラハ「無所有、不貧、不収賭」

ハタ・ヨーガのヤマ
1) アヒンサー「非暴力」
2) サティヤ「誠実、正直」
3) アステーヤ「不盗」
4) ブラフマチャリヤ「禁欲、梵行、純潔」
5) クシャマー「忍耐。寛容」
6) ドゥリティ「堅固、着実」
7) ダヤー「同情、憐憫(れんびん)」
8) アールジャヴァ「謙遜、慎ましさ」
9) ミターハーラ「節食」
10) シャウチャ「清潔」

ニヤマ
勧戒と訳されることが多く、ヨーガをするなら勧んですべき戒めで、ヤマの対他に対して対自的です。《すること》と受け止めると良いでしょう。
ラージャ・ヨーガのニヤマ
1) シャウチャ「清潔」
2) サントーシャ「満足」
3) タパス 「熱、勤行。苦行」
4) スヴァーディヤーヤ 「学習、読誦、研究」
5) イーシュヴァラプラニダーナ「自在神祈念。神霊への帰入」

ハタ・ヨーガのニヤマ
1) タパス 「熱、勤行」
2) サントーシャ「満足」
3) アースティキャ「神の信仰」
4) ダーナ「布施、喜捨」
5) イーシュヴァラプージャナ「自在神崇拝。敬虔」
6) シッダーンタ・ヴァーキャシュラヴァナ「聖教の聴聞」
7) フリー「慎み深さ」
8) マティ「敬虔な思想」
9) ジャパ「マントラ誦唱」
10) フタ「供儀、献供」

一日のアーシュラム・プログラムをはじめるとき「今日も一日よろしくお願いします。」を、そしてすべての行事が終わると「今日も一日お疲れ様でした。」と交わしていました。何とも言えない、安らぎが広がる時間でした。メンバー面々と併せるとき、もっとも自分自身と向きあっていたのでしょう。

教室も、オームにはじまり、オームに終わりますが、それと似た感覚です。アーシュラム生活が始まりましたが、日々のヨーガの中にもそれがあるということです。こうしてリアルに実感する機会は、「あゝ、日々のヨーガに間違いがなかったんだ」と思えます。ヨーガ発祥の地である、ここヒマーラヤ山麓のリシケーシと変わらないであるのだと思えるのです。リシケーシRSi-keCのリシは「聖人、聖仙、賢者、詩人など」、ケーシャkeCaは「h髪、髭、尾」の意味です。髭や髪というと、ヒンドゥー聖典『バガヴァッド・ギーター』の中では、ヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)として顕現するクリシュナの別名で「ケシャヴァーよ(長い髪を持つ者よ)!」と幾度も呼ばれています。また、シヴァの髪から聖なるガンガーが流れると云われるようになった『ガンガー降下』の神話も有名です。髪や髭はわたしたちは特別ではありませんが、古代インドでは何か隠された意味があるのでしょう。さて、リシケーシについては師の著書『ヨーガ事典』から引用し、紹介します。

「聖者の髭(髪)」という意味の北インドにある昔からの聖地、修行地。ヒマーラヤの山脈の麓、ガンジス河の上流にあり、リシケーシを流れるガンジス河の両岸には、たくさんのアーシュラムやヒンドゥー寺院などがある。
リシケーシはインドの首都デリーからはきたへ約250キロ上がったところにあり、デリーからの交通手段は、鉄道や長距離バスなどがある。途中には代表的なヒンドゥーの聖地で、12年に一度クンブメーラ祭が行なわれるハリドヴァール(ハルドヴァール)がある。ハリドヴァール
からリシケーシへはさらに北へ25キロほど北上。
リシケーシにあるヨーガ・アーシュラムには、シヴァーナンダ・アーシュラム、ヨーガ・ニケタン、スヴァルガ・アーシュラム、TM(超越瞑想)で有名なマハーリシ・マヘーシュ・アーシュラムなど多数ある。外国人も宿泊できるアーシュラムもあるが、中でもシヴァーナンダ・アーシュラムとヨーガ・ニケータンは施設やプログラムなどの面で外国人の受け入れ態勢が整っている。
これらのアーシュラムにはそれぞれの個性や方針があり、どんなアーシュラムに入ったにせよ、そのアーシュラムの規律・生活習慣・指導方針は厳守しなくてはならない。
リシケーシの町とアーシュラムが点在している地域とは少し離れているため、町までの往来にはオートリキシャ(昔はトンガという馬車)などが使われている。
聖地であるためリシケーシには酒類は売っておらず、町のレストランはすべて菜食者用のものである。また、非暴力の戒めが徹底されているために動物たちは自由に街中を歩いている。昔の質素で静寂な雰囲気と比べると、外国人の飲食店・みやげ物店が多くなり、治安や観光は年々悪化しているといわれる。

このリシケーシで、大好きなシヴァーナンダさんのアーシュラムで、滞在は7泊8日です!宿泊許可が下りるまでもドキドキしました。最初に手紙を書いたのは4月でした。半年前で早すぎました!気合いがはいりすぎです(笑っ)。アーシュラムから来た返事には、「10月の宿泊は9月までに申し込んでください」とありました。申し込み時期は今ではない。再申し込みをしてくださいと、こういうことだったのです。

「断られたわけではないのですから。ただ、時期が早いからまた二ヶ月前に手紙をくださいと書いてあるだけじゃないですか」と、アーシュラムを周知されている先輩の二人からは慰められました。確かにその通りです。断られてはいません。でも、宿泊許可の返信ではなかったので、わたしはグスン😢としていたのです。

二度目の再送の手紙。約束通り「9月までに」の文書に従って8月の盆前に依頼のメールを書きました。「welcome!」と、返信の出だしの言葉が目に飛び込んできました!感動の涙!涙の安堵!でございました。

 あ〜、アーシュラムにいく前からこんなに大騒ぎで大丈夫かしら?と思うところです。しかし、こうしたすべてが勉強になりました。丁寧に、質問すればすぐに応答くださり教えてくれた高垣尚起さん、そのディヴァインな心遣いの指導。ああ、もしもいつか、だれかに尋ねられることがあったら(まず英語が苦手のわたしに質問はないでしょうが…😅)こんな先輩になれるといいなあ〜なんて心に留めました。

 さあ、宿泊許可も無事に下り、わたくしにとっては久方ぶりとなる〈やはり整うアーシュラム生活〉が再び始まります。そして仲間の三名にとっては、なんと〈人生初!〉のアーシュラム生活のスタートです。

つづく〜

今回の旅では、「共に過ごす時間の尊さ」を改めて感じました。
研修中に感じたこと、気づき、喜びを、
少しずつみなさまと共有できたら幸せです。

ブログ、そして月刊の『新聞』(再スタート?)でも、
この美しく吉祥な旅の記録をお届けしてまいります。
どうぞお楽しみに。

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