トリャンバカム・ヨーガ・センターについて ヨーガ クラススケジュール 料金について よくあるご質問と体験者の声 アクセス/コンタクト 講師プロフィール
news/blog
お知らせ
YOGA生活
支援活動
レッスン前の話
クラスの様子

todays-tyc


リシケーシの風 ーvol.3 アーシュラムからの手紙(前編)ー

2025.11.15

Category { 月刊新聞 }
Comments  { 0 }

IMG_3417

アーシュラムからの手紙(前編)

さて、アーシュラムの一日とは、いったいどのような一日なのか?
そのお話し始めるにあたり、まずはあの〈宿泊許可の手紙〉を紹介したいと思います。(以下、一部抜粋)

聖なる自己よ!
早野智子様
スワミ・シヴァナンダの聖なるアシュラムより、ご挨拶申し上げます。
2025年10月24日から31日まで、3名様と聖なるアシュラムへお越しください。歓迎いたします!
毎日夜のサットサンガにご参加いただき、アシュラムのバジャンホールで1時間ほどマハマントラ・キルタンを唱えるセヴァ(祈り)にご参加ください。アシュラム滞在中は、慎み深い服装を心がけ、アシュラムの神聖な雰囲気を可能な限り保つようお願いいたします。

この手紙を受け取ったとき、胸いっぱいの安堵と喜びがありました。
しかし、読み返してみると──背筋がすっと伸びる内容です。
アーシュラムが滞在者に求めている〈きまり〉と〈姿勢〉が、明確に記されているからです。

◆手紙に示された“必携”の四つ
1. 毎日、夜のサットサンガに出席すること
2. バジャンホールで1時間、マハーマントラを唱えること
3. 慎み深い服装を心がけること
4. 神聖な雰囲気を保つこと

1 と 2 は滞在中の毎日のプログラム。3 と 4 は、時間に関係なく常に求められる姿勢です。
わたしは、手紙のこの部分をコピーして、研修事前ミーティングの最終回で配布することにしました。そして、互いにもう一度、今回の旅の目的、研修の目的を確認し合ったのでした。

◆サットサンガとは?
サットサンガとは、サット sat 「真の」、サンガsaNgha「集まり。交点(河川の交流点など)」、ですから「真の集まり、真理を求める人の集会」という意味です(『ヨーガ事典』)。
では、真理とはいったい何でしょう?真理は、「いついかなる時も変わることのない、普遍的で絶対的な道理や真実」です。真理に向かい歩みつづける世界が精神世界です。精神世界を通じて真理を悟るのです。
では、サットサンガに出れば悟れるのでしょうか(笑)。サットサンガで行なわれのはただ、
・ マントラを唱える
・ 聖典を朗唱する
・ 聖者の話を聞く
・ 祈りを捧げる
それだけなのです。
それだけの中に、種が含まれているのです。グルデーブ(スヴァーミー・シヴァーナンダ・サラスヴァティの愛称)が得意だった指導法です。そこで、悟りの種が撒かれるのです。
ハタ・ヨーガで挙げられるニヤマをもう一度ご覧になってみてください。“必携”の四つと重なります。
インドには星数ほど多くのアーシュラムがありますが、特に北インド、リシケーシのシヴァーナンダ・アーシュラムでは、サットサンガは重要なプログラムの一つなのです。一年中休むことなく行なわれます。そしてアーシュラムに滞在するものは必ずサット・サンガに参加するのです。

◆マハー・マントラとは?
おそらく、聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。

ハレー ラーマ ハレー ラーマ ラーマ ラーマ ハレー ハレー
ハレークリシュナ ハレークリシュナ クリシュナ クリシュナ ハレー ハレー

これを実際に(映像などではなく)聞いたことがある方は、トリャンバカム・ヨーガ・センター など、ヨーガ教室で唱えられた場合。あるいは、集まって唱える、歩いて唱える「キールタン」を見た場合のどちらかだと思います。

忘れられない出来事を思い出します。2005、6年頃のこと。
狛江の泉の森会館の前で働いていたシルバーさん、わたしは、おじさんととても仲良しになっていました。ある朝、わたしの口ずさむマハー・マントラを聴いて、「それ、知っていますよ!」と言われたのです。
なんと彼は、街を歩きながらマハー・マントラを唱えた経験者!これにはびっくりしました。
ラーマクリシュナ ミッションの日本支部が設立された頃(1953年)、ヴェーダンタ協会の熱心な活動のなかで、マハーマントラを唱えながら歩くキールタンの光景が日本にもあったのだと。これは成瀬先生の授業で聴いていたのです。
まさか当時の参加者と狛江で再会するとは……偶然とも必然とも言える、そんな気持ちになった出来事でした。

◆マントラは80年以上、ひとときも途切れていない
シヴァーナンダ・アーシュラムのマハー・マントラは、1943年12月3日以来 一度も途切れることなく続けられています。マハー・マントラは、「偉大なるマントラ」の意味です。1943年は、大飢饉があったそうです。多くの命が絶えグルデーブシヴァーナンダは、地球の平和を祈ろうと、始められたと伝わっています。

いまこの瞬間も──誰かがバジャンホールの中で唱えています。バジャンホールに入れば、あなたもマントラが静かにホール内に響くのを聴くでしょう。
白い衣を着ているのでおそらく修行僧でしょう。一人で、時には二人で。シフト制のように時間が来ると次の人が来て二人が唱え、また一人になって……と、引き継ぎながらマントラは途絶えることのないようになっています。
個人的な話になってしまいますが、わたしは以前からこのバジャン・ホールでただ坐り、ただ聴く。そうやって響きを味わうのが大好きでした。静かな喜びです。
以前から「バジャンホールで1時間ほど唱えるセヴァ(祈り)をする」というきまりはあったのでしょうか?わかりません。宿泊許可の手紙をこれまで手にしたことがなかったので知らなかっただけなのでしょう。これまでは、成瀬先生に許可を取っていただき、それを持ってアーシュラムに滞在したり、先生のお名前を出して泊めていただいたりしてきたのです。
いずれにしても、今回もまたわたしは、楽しんでこの〈1時間のセヴァ〉をするのです。

マハー・マントラが途絶えることなくいつも唱えられている話は、『シヴァーナンダ・ヨーガ』の講座で出てくるものです。
授業では聞いてきましたが、その実際の響きが注がれるのです。人類の平和を願い続けるその祈りのマントラ。その祈りは80年以上も続く場所なのです。

◆ ついに──リシケーシの地に立つ!
こうして最終の準備ミーティングを終え、わたしたちは背筋を正し、いよいよリシケーシの地に立つのです。
そして迎えるのは──アーシュラムに到着したら必ず通る、〈約束の手続き〉という関門をくぐるのです。

つづく〜 🙏

今回の旅では、「共に過ごす時間の尊さ」を改めて感じました。
研修中に感じたこと、気づき、喜びを、
少しずつみなさまと共有できたら幸せです。

ブログ、そして月刊の『新聞』(再スタート?)でも、
この美しく吉祥な旅の記録をお届けしてまいります。
どうぞお楽しみに。

📎 ブログは下のQRコードから
※スマホで読み取ってください
※「トリャンバカム新聞」からもご覧いただけます
frame (2)

■ ヨーガの開講スケジュール・月間予定は → コチラ
■ その他のご案内は → コチラ


Tryambakam Yoga Center
前のページへ戻る

コメントをどうぞ