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「こころの灯をともす会」6月支援活動の報告vol.2

2011.06.30

Category { トリャンバカム・ヨーガ・センター盛岡 }
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23日(木)
22時新宿駅待ち合わせ
22時30分出発

「はじめまして。よろしくおねがいします。」
と交わす言葉は少なくも、互いを理解し合っている?ようなやさしい仲間があつまりました。
今回はなんと!大学生さん2人が参加、永井優貴さんと山口里那さん。時代にきちんと立とうとする、見にいこう!でもいい。そう決めて行動を起こしてくれた心に感謝。

6月24日(金)
7時頃盛岡駅到着 一息つきながら朝食。
8時 レンタカー屋さんがあいたぞ〜
あいにくの雨の中、盛岡駅出発 岩泉町へ。

この日の予定は
被災地に向かいながら、町のくらしを見る
被災地の現状を視察
夜は静かに今日一日の響きを感じよう。

見ることはとても大切な時間にしています。
情報が多様化し、皆さんはメディア映像でみていることでしょう。
しかし、あえて自分の目で見る時間をとります。

現地の方と話します。
暮らしと触れさせていただきます。
ちょっとだけ知って、町の人の目線で考えてみます。

これはボランティアをさせていただく前の儀式のようなもの。
作法かなあ。

途中の三田貝分校 道の駅で こんなバスを発見!龍泉洞のバスだあ〜

途中の三田貝分校 道の駅で こんなバスを発見!龍泉洞のバスだあ〜

龍泉洞エピソードをお話したかしら?
龍泉洞は発見されて50年。そう、ことしは50周年。

幸いにも地震当日は館内点検で休館日でした。
人的被害も施設被害もありませんでした。
GWから営業を再開しています。

世界一の透明度を誇る龍泉洞。
それは鍾乳洞の中の地底湖が見どころ!
それはそれは美しい。
言葉にならないエメラルドブルー。
吸い込まれるような透明度で世界一。
龍泉洞

50年間、その美しい水は濁った事がなかった。
いつも美しく純粋で透明だった
・・・
ところが今回の地震で濁ったのです。
乳白色に。細かい粒子が降り注いだのだそうです。
とても心がざわざわとざわめいた。
不安になった。

瞑想の世界です。
美しい青が戻ってほしい。
今回は見学できるかな〜時間があればしましょうね。

龍泉洞に向かう途中、「スピンクラフト岩泉」を主宰する親戚・工藤厚子おばさんの家に寄ります。
今回の「織り織りのうたプロジェクト」がうまくいくかどうか鍵を握るのキーマンなのです。いつもは詳しく見たことがない工房を案内していただきます。

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毛糸を茹でる釜。薪です。

毛糸を茹でる釜。薪です。

染色のためのコンロ

染色のためのコンロ

岩泉町の手仕事人・工藤厚子さん。厳しくも温かい仕事に対する姿勢に「わたしもそうあるべき」と思わずうなずく。

岩泉町の手仕事人・工藤厚子さん。厳しくも温かい仕事に対する姿勢に「わたしもそうあるべき」と思わずうなずく。

美しい手紡ぎの毛糸に思わず手が伸びる。季節の一瞬の色。すべて地元の草木染め。

美しい手紡ぎの毛糸に思わず手が伸びる。季節の一瞬の色。すべて地元の草木染め。

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このあと雨の中、被災地沿岸を北から観て廻ります。
岩泉町小本〜田老町〜宮古市〜山田町

岩泉町 小本

岩泉町 小本

宮古市田老町 万里の長城・巨大防潮堤があるところ

宮古市田老町 万里の長城・巨大防潮堤があるところ

宮古市 鍬ケ崎

宮古市 鍬ケ崎

山田町 海側

山田町 海側

山田町 山側

山田町 山側

観てまわった被災地は地域差こそあれ先月よりずいぶんと片付いている印象でした。
しかし、どの地域もひっそり静かでと人影もなく、復旧に向けた動きはまだ全くみられません。
今後の復興に向けた都市計画法案やこれ以上の処分撤去、造成に向けた予算案が明示されない限りは、
このまま時間が止まったままで、何も進まないようにも感じます。

国県レベルの港湾・都市インフラ復旧整備計画を早急に進めるべきです。
自治体、民間レベルでの復興に向けた独自の一歩が踏み出せない状態にあります。

莫大な被災者の義援金保障はようやくこれから支給されるような遅さです。
これらに依存するしか無い今の彼らの生活力を考えると、時間の有余は無いはずです。

波音や浜風が心地よい美しい浜や港町がすべて廃墟のように放置された景色を見るにつけ、
行き場のない憤り、町が朽ちていき、そして人の希望も萎えていく猛烈な悲しみを感じずにはいられません。

つづく・・・

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