東北にこころの灯をともす会』活動報告vol.5 7/30午後
昼休みに、施設をよくよく見ました。
午後も静かに動き出し、1時になるとまた皆さんちらほらと集まってきてくださいました。
小さな部屋へ移動し交代で織ります。
この日の午後は、集会所に別のボランティア活動が入りました。そのため、我々は大部屋から、小部屋に移動しての作業。
やってきたボランティアさんは福岡から!
内容は「お線香をつくろう!」でした。
織りをしながら良い匂いがたち込め・・・
思わずYogaに入る(瞑想)早野の智子さん。
線香作りと、織りを、行ったり来たりする人がほとんど。
織りを待っている間は線香作り、線香をこねて成形し(粘土のように作るのです)陽に干している間は織り…なかなか文化的な集会所です。
思わず口走りました。
「皆さんこうして、文化活動がいっぱいできていいですね〜」
「そうなのよお〜っ、入れ替わり立ち代わりいろいろくるからね、いろんな経験ができたわよ〜」
「…ただね〜1回きりで終わっちゃうから、またしたくてもね〜できないね〜ハハハ〜」
「・・・・龍泉洞ホテルの時からきてくださってたでしょう?・・・わたしあの時マットもらいましたよ〜」
心に留めておく会話でした。(昨日もお茶の時に同じようなことを、誰かが言っていました。)
そして、継続していくことこそ、必要とされているボランティア・・・というか、何かをしてあげるとか、差し上げるではない。。。必要なことなんだど強く心に留めました。
まさに「織り機のうた」
唄うように、みんなで織っています。
見守る方と、織る方が
「通して〜ころころ♫…といかないね〜腕が太いのよっハハハっ〜つまんで抑えて〜〜トントン…あっ踏み替えわすれたよ〜アアアハハハ〜」
皆で声を合わせて「通して〜コロコロ〜抑えて〜踏んで!!っ…トントントン♫っと!!」
あら、結構楽しい!
そんな声も。
じゃーん!!記念すべきこれが、被災者による製作の手織りYogaマット「織り機のうた」完成で〜す☆
さてさて、他のみなさんは、
16時に集合し、遊覧船に乗ることになっています。
鵜の巣と島越見学後に宮古チームが力仕事を終えて合流する予定です。
先ず、田野畑村にあるリアス式海岸が美しく見える鵜の巣へ。
そして、島越(しまのこし)。
ここは小さな漁村。宮沢賢治の碑だけが残り、それ以外は何もかも流されました。
待ち合わせの浄土ヶ浜へ移動です。
宮古チーム、お疲れ様でしたっ。
「ここが浄土ヶ浜」
「さ、バスで海岸へ移動!かっこいい~レトロな昔のバスです。」
震災直後の浄土ヶ浜を思い出します。
美しい青い海があんなに高くうねり、私たちに多いかぶさってきたんだ。。。
こうして、ウミネコ見学の遊覧船が再開して、本当によかった。
今日の一日が終わります。
海から見た陸
ウミネコになって、海をみましたか?
其々の思いを胸に閉まって・・・
参加者みなさま、そして、この活動報告を見てくださっている皆様の今後の平和な活動を祈ります。
さて、今日のおしまいは・・・。
田野畑村で開催される田野畑村音楽祭「ソング・オブ・ヘブン」へ。
主宰しているのは、大学生の女の子ケーナさん。
角田家族の一人娘。親子三人で災害時があれば飛んでいくボランティア活動グループ『ブルーシート』。ボランティア活動界では、その実践力が見本的存在に。自阪神淡路大震災の時も直ぐに駆けつけボランティア活動による支援をしました。そして、私たち早野家もボランティア支援する中で、自然に連絡を取り合い、助けあって活動をしました。言葉を直接交わすことは少なくても、いつも繋がっています。5月以来の再開でした。
そして、そのままHappy Birthday☆
誕生日をこの活動で迎えた慈子先生。慈しみの人。慈愛の心で共に歩みましょう。今後共よろしくお願いします。