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第4期養成コース《第2回》『インドの叡智』

2012.05.05

Category { お知らせ }
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51D2E99F7NL4月27日(金)第2回『インドの叡智』の講義がありました。

今回は、
第2章「アーリア人」
1.アーリア人の特徴
2.アーリア人の大移動とカースト制度
 ・大移動
 ・カースト制度(ヴァルナ制度)とジャーティ
3.アーリアン学説

第3章「ヴェーダ」
1.ヴェーダとは
2.ヴェーダの神々     を学習しました。

[学習内容]
アーリア人の出身地として南露のコーカサス北方地域説が有力とされており、そのコーカサス地方に住んでいた半遊牧民である原アーリア人が、気候の変化や土地の乾燥化などにより大移動を始めます。
西方に進んだあるグループは、ケルト人、ゲルマン人などのヨーロッパ諸民族の先祖となり、
南下したあるグループは現在のイランに入り定着し、イラン・アーリア人(ペルシャ人)になりました。
また、東方に進んだあるグループは、インダス河上流のパンジャーブ地方に定住し、インド・アーリア人の先祖となり、すでにそこに住んでいたドラヴィダ人を中心とする先住民を征服しました。

身体的な特徴として、背が高く、皮膚の色は白く、鼻が高いなどが挙げられます。またアーリア人とは正式名称ではなく、皮膚の色が黒く、鼻も低く、身長も高くない先住民を「野蛮な」という意味での「ダーサ」と呼んだことに対して、自分たちを「神聖な」「清らかな」という意味の「アーリア」呼ぶようになったからだといわれています。そして、その皮膚の色の違い(ヴァルナ=色、外観)がそのまま階級制度や差別に進展していきます。

パンジャーブ地方に定住したアーリア人は、ヴェーダの宗教を確立しました。ヴェーダとは、「知る」という動詞から作られた言葉で「知識」を意味します。(一般的な知識ではなく、アーリア人の行ったヴェーダの祭祀や儀礼に関する知識のこと)さらにこれらの知識を載せた聖典群をさすようになり、いろいろな意味でその後に起こるインドの宗教に影響を与えました。

初期のヴェーダの宗教は、主に自然や自然現象を神格化したものを対象とし、それらの神々に現世利益を祈願するというものでした。ヨーガ(この時は、馬と馬車をつなぐという意味)という言葉がはじめて使われたのもヴェーダの讃歌でした。ヴェーダの宗教の特徴は、自然神を対象とした多神教で、これらの神々は三界(天界・空界・地界)のいずれかに住んでいると考えられていました。

次回は、5月11日(金)三界の神々について学習していきます。
※会場が1階大会議室になりますので、ご注意ください。

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