第3回Y.L.Sワークショップ 著者と読む『インドの叡智』の様子
本日、5月6日(日)Y.L.S.主催月例ワークショップが開催されました。
第3弾となる今回のテーマは、著者と読む『インドの叡智』です。
Y.L.S顧問講師でいらっしゃる成瀬貴良先生が書き下ろした『インドの叡智』をダイジェズト版で自らお伝えいただきました。
現在、世界中で行われているヨーガですが、いつ頃、どのように広まっていったのでしょうか。
ヨーガのルーツは何だろう?
今日、ヨーガの流派や種類は色々あるけど、別なものなのだろうか?
インドの伝統的なヨーガってどんなもの?
そんな風に、素朴な疑問を持たれたことはありませんか。
今回は、そんな疑問の答えが明らかになる講義で、主にヨーガの起源、流派と教典、そしてハタ・ヨーガの起源に関するものでした。
初めて“ヨーガ”の姿が見られるのは、今から約五千年前のインダス文明時代まで遡るという説もありますが、ヨーガの起源には諸説あります。
代表的なものが、インダス文明説、ヴェーダ説、ウパニシャッド文献説です。
しかし、この時代のヨーガは、今日私たちが行っているハタ・ヨーガではなかったそうです。
いくつかのヨーガの流派には、それぞれ教典が伝えられていますが、それぞれ時代が異なります。
ヨーガの流派には、古典的なラージャ・ヨーガから、哲学的な要素を多く取り入れられているもの、実践的なものまで様々あります(ジニャーナ・ヨーガ、カルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、ハタ・ヨーガなど)。
精神的な要素が強い流派が多くある中、アーサナ、プラーナーヤーマを中心に構成されるハタ・ヨーガはタントラ的で、今日も世界中で広まっています。
今回のワークショップは、どなたでも(ヨーガをされていない方でも)理解を深めることができるよう解説頂きました。
興味を持たれた方、より詳しくお勉強されたい方は、是非『インドの叡智』を読んでみて下さい☆
また、11月ごろにも同様のテーマで開催予定ですので、聞き逃してしまった方は是非次の機会にいらしてください。
次回6月3日(日)は、プラーナーヤーマがテーマです。お楽しみに☆