第4期養成コース 《第6回》『インドの叡智』
今回は、
第2部 【中世インドとヨーガ】
第1章 「ラージャ・ヨーガ」
●アシュターンガ・ヨーガ
・ヤマ
③アステーヤ
④ブラフマチャリヤ
⑤アパリグラハ
・ニヤマ
①シャウチャ
②サントーシャ
③タパス
④スヴァーディヤーヤ
⑤イーシュヴァラ・プラニダーナ
・アーサナ
・プラーナーヤーマ
・プラティアーハーラ
・ダーラナー
・ディヤーナ
・サマーディ
・有想三昧と無想三昧
・有種子三昧と無種子三昧
第2章「ジニャーナ・ヨーガ」
1.『バガヴァッド・ギーター』
●二大叙事詩
●『マハーバーラタ』
●『マハーバーラタ』のあらすじ を学習しました。
[学習内容]
前回に引き続き「ヤマ」の学習から
③アステーヤ(不盗)
盗んではいけない。(人の平和や時間も含む)欲しがっても、羨ましがってもいけない。
④ブラフマチャリヤ(禁欲)
今日では独身を通すこと。
⑤アパリグラハ(無所有)
持っているものが少なくても執着していてはダメ
「ニヤマ」(勧戒)積極的な戒め
①シャウチャ(清潔、清純)
身体だけでなく、内面(態度、話し方)も純粋でなくてはならない。
②サントーシャ(満足)
マイナスなことがあっても、これですんだ(軽くすんだ)と思うこと。不満を持たない。
③タパス(熱、火、苦行)
苦行(古い修行)をすることである境地に達する。
④スヴァーディヤーヤ(自習)
マントラ、聖典を学ぶこと。
⑤イーシュヴァラ・プラニダーナ(自在神祈念)
特別な神霊に祈念する。
「アーサナ」(坐法)
瞑想のためのもの。静かに楽に坐れないと瞑想はできない。
※今日私たちが行っている、いわゆるアーサナではない。
「プラーナーヤーマ」(調気法)
瞑想のため心を落ち着かせるもの(静かな呼吸)
「プラティアーハーラ」(制感)
感覚器官のコントロール。
※感覚が外に向いていたのでは瞑想にならないので制御(コントロール)する。
「ダーラナ」(集中)
自由になった心を特定の場所(花、愛、平和など)に集中させる。
「ディヤーナ」(瞑想)
ダーラナから流れるように深く深くなっていく
「サマーディ」(三昧)
自分がなくなる。自分と瞑想対象の区別がなくなる。
①有想三昧と無想三昧
②有種子三昧と無種子三昧
と、サマーディも深さによって区別する心の分析は、インドでは古くからあった。
第2章「ジニャーナ・ヨーガ」
1.『バガヴァッド・ギーター』
神の歌といわれ、神・聖者・インド精神を代表するただ1冊の書物。
●ジニャーナ・ヨーガ
●カルマ・ヨーガ
●バクティ・ヨーガ を説く教典。
インドには2大叙事詩といわれる『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』があり、『バガヴァッド・ギーター』は、その『マハーバーラタ』のストーリーの中の一部です。
『マハーバーラタ』は、王位継承に絡む親戚同士の争いを中心とするもので、どこか『三国志』に似ているそうです。
次回は、『バガヴァッド・ギーター』で説かれている3種のヨーガを学習します。
次回の養成コースは、7月6日(金)実技解説です。