第4期養成コース《第8回》『インドの叡智』
今回は、
第5章「ハタ・ヨーガ」
1.ハタ・ヨーガへの流れ
●タントリズム
2.ハタ・ヨーガの聖者たち
3.ハタ・ヨーガの教典
●『ゴーラクシャ・シャタカ』
●『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』
●『ゲーランダ・サンヒター』
●『シヴァ・サンヒター』
4.アーサナ
●アーサナの目的
●アーサナの種類
5.プラーナーヤーマ
●五つの鞘(コーシャ)と三つの身体(シャリーラ)
を学習しました。
[学習内容]
ハタ・ヨーガは10世紀以降に体系化され、心や精神だけではなく、身体全体を通して解脱に至ることを説いているという特徴があります。
そのため、必然的に身体に関するテクニック(アーサナ)が多くなり、表面的には健康法や体操にしか見られていませんでしたが、身体を使っても心・情緒・精神・人間性にも多大な恩恵をもたらしてくれます。
代表的な教典として、『ゴーラクシャ・シャタカ』『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』『ゲーランダ・サンヒター』『シヴァ・サンヒター』があり、教典によってその主旨は違うが、浄化ということを根本的な目的としてます。
アーサナは、安定した坐り方に加え、身体の健康や軽快さを得ること、プラーナの活性化、クンダリニーの覚醒の補助手段として行うことなどを主な目的としています。
プラーナーヤーマは、生命エネルギーとしてのプラーナを体内に蓄え、身体の隅々に拡散させる方法で、肉体と心とを繋ぐもので、瞑想の初歩的な段階にも用いられます。
ヨーガでは、身体は5つの鞘(次元の異なるエネルギーが5層に重なっている)から構成されているという教えがあり、お互いに関連していて内側に向かうほど微細なものになっていきます。他に、身体を3つに分けて考えることもあります。
今回、宿題だったレポートの提出も終わり、皆さん少しホッとしていたようでした。
次回の養成コースは、8月3日実技解説です。