祝日の土曜日です。
通常通り実習があります♪
祝日は{みんなYOGA}
ご家族、ご親戚、友だち…お誘い合わせて体験はいかがでしょうか。
会員さまとお知り合いの場合は体験料半額でご受講いただけます。
プログラム
0900−1030 ハタ・ヨーガ{ゆったり} 中嶋寛子指導員
1030−1200 ハタ・ヨーガ{朝に} 手塚久美子指導員(Y.L.S.グループ)
手塚久美子先生のFacebookこちらから。
本の紹介『シヴァーナンダ・ヨーガ』では、わたしたちをいつもあたたかく導きくださる成瀬貴良先生著、『シヴァーナンダ・ヨーガ』(善本社)の本文全てをそのままタイプしお伝えしております。 月2回、8日と24日に配信。 著者よりご許可をいただいての配信。 多くの方の目に触れ、心に触れ、奉仕慈愛の心「SERVE」「LOVE」「GIVE」からはじまる愛のヨーガがひろまりますように!
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14 いつも神を想う
キールタンを歌うときは瞑想状態で
アーシュラムでのサット・サンガははじめ、たいへん厳しい雰囲気の中で行われていました。マンジーラ(小さなシンバル)などのわずかな音さえ許されず、電灯も消され、祭壇にある小さなランプと、わずかに本が読める程度のランタンを除いて、ほとんど暗闇に近い状態で行われていました。
グルデーヴはいつも、愛や献身に対して、わたしたちが嘘いつわりのない誠実な態度で接することを求められ、決して偽善的なことを許すことはありませんでした。
たとえば、グルデーヴはよく、キールタンを歌うときには眼を閉じ、聴衆に聴かせるのではなく、神に向かって歌っているのだという気持ちで歌いなさい、と言われていました。
あるとき、グルデーヴがわたしたちに見せてくださった絵は、スルダスが歌い、まだ幼いクリシュナがその前に坐って聴いているという、とても美しいものでした。
キールタンを歌うときは、自分の声や喉の調子、技術的なことなど何も心配することはありません。キールタンで大切なのは、心を込めて、信愛を込めて歌うということです。
シヴァラティ(シヴァとパールヴァティーの結婚記念日)やクリシュナ・ジャンマーシュタミー(クリシュナの誕生日)などの祭りの日には、サット・サンガは夜の十時まで延長されることがありました。そのときは、マンジーラを使ったり、立ち上がったり、歩いて歌うことも許されましたが、グルデーヴご自身が立ち上がられることはめったにありませんでした。
グルデーヴはとてつもない集中力で、夜の九時から明け方の三時まで、ほとんど立ち上がることなく、いつも眼を閉じ、静かな声で「オーム ナマシヴァーヤ」と唱え続けていました。
このように、キールタンを歌うとき、そこにはバクティ・ヨーガだけではなく、すでにその中にはラージャ・ヨーガも含まれているのです。瞑想状態にあるのです。
キールタンだけではありません。ジャパもまた瞑想状態で行なわれなければなりません。行為と瞑想とがその中に統合されていなければならないのです。キールタンにしてもジャパにしても、否定的なことを考えながら行なったり、気晴らしのために行ってはなりません。
通常、瞑想というのは、じっと坐って行うものだと思われていますが、グルデーヴはそうは考えていませんでした。たとえば、喧嘩をしている最中にでさえ、瞑想はできると考えていました。そうすれば、きっと眼を開けたままでも瞑想ができるようになるでしょうし、身体がどんなことをしていても瞑想状態を維持することができるようになるでしょう。
「アハン・ブラフマ・アスミ」「タット・トヴァン・アスィ」
偉大なスヴァーミーの一人、ニヒシュレーヤーサーナンダはこのことを、「アハン・ブラフマ・アスミ」と「タット・トヴァン・アスィ」という二つの有名な言葉でとても美しく表現しました。
「アハン・ブラフマ・アスミ」は「わたしはブラフマンです」という意味です。そして「タット・トヴァン・アスィ」は「あなたはそれである」、つまり「あなたはブラフマンです」という意味です。
スヴァーミー・ニヒシュレーヤーサーナンダは言いました。
「あなたたちが眼を閉じ静かに坐って瞑想をしているとき、それは『アハン・ブラフマ・アスミ』つまり『わたしはブラフマンです』ということを表しているのです。そして、あなたたちが眼を開けて何か他のことをしているとき、それは『タット・トヴァン・アスィ』、つまり『あなたはブラフマンです』ということを表しているのです」と。
このように、ブラフマンへの想いは、どんなことをしていても途切れることなく、ずっと持ち続けることができるのです。絶えることのない神の意識は、精神的な修行とか、サーダナと呼ばれるものに限られたものではありません。
インドでは一般に、朝の四時から六時まではブラフマ・ムフールタと呼ばれ、一日のうちで最も神聖な時間帯とされています。六時から九時の間はそれが半減し、九時から夕方の五時までは神聖な時間帯と最もかけ離れています。そしてまた神聖な時間帯に戻るのです。
しかし、ブラフマ・ムフーラタに限らず、あなたが料理をしているときにも、食事を配っているときにも、いつどんなことをしているときにも、この「神の意識」を行為のすべてに浸透させてほしいと思います。
けれども、初心者にとってはそれほどやさしいものではありません。ですから、最初はジャパを唱えたり、キールタンを歌ったりしているときだけでも、このような気持ちになるようにし、徐々に日常生活の中でも、神の意識で行えるようにするのです。
日常生活の中でマントラを唱える
寺院の中だけでなく、世俗的なすべての行為の中でジャパや神の名を唱えることもたいへん効果的です。二、三例をあげましょう。
初期の頃、グルデーヴは食事のとき、ご自身でローティの入ったバケツを持っては皆に配らせていましたが、グルデーヴはそのとき、「ローティ!ローティ!ローティは要りませんか!」と叫ぶ代わりに、「ローティ・バガヴァン!ローティ・マータージー!ローティ・マハーラージ!ローティ・ナーラーヤン!」と言いながら配られたのです。そして優しくローティを食器に盛ってあげていました。
わたしたちがアーシュラムで、お互いに「オーム ナモー ナーラーヤナーヤ」「オーム ナマシヴァーヤ」「ハリ オーム」などと挨拶をするとき、ただ事務的に行っているだけだと思われるかもしれませんが、その気持ちは、意識的・無意識的にせよ、その後もずっと保ち続けられるのです。
グルデーヴは毎日、何かを数ページずつ書かれていましたが、最初の何行かはいつも「om om om om om om om…」という言葉でした。そう書いている間にも、意識は「心のバックグラウンド」「神聖なる想い」に入り込んでゆくのです。
グルデーヴはよく、本を荷造りして郵便で送る前に、宛て名や住所が正しいかどうかなど、いろいろ調べられていました。そして。それら荷物を一つ一つ見ながら、「Right!」という代わりに、「om tat sat. om tat sat. om tat sat」と言われていました。
このように、わたしたちは、いつでもどんなときでも、マントラを唱えるという簡単で積極的な方法を取り入れることができるのです。あまりにも簡単な方法だと思われるかもしれませんが、これはたいへん効果的です。真実とは簡単で純粋なものです。もし、このような実践を毎日の生活の中で積み重ねていくことができたならば、たいへんすばらしいものになるでしょう。
◇◇◇下線部解説◇◇◇
サット・サンガ:精神世界を歩む人たちの集い。アーシュラムの中でも最も重要な行事であり、スヴァーミー・シヴァーナンダが最も大切にしていたもの。アーシュラムに滞在する者が一同に集まってグルの話を聴いたり、聖典を学んだり、マントラやキールタンを歌う。
キールタン:讃美歌。神やグルの名前を歌うこと。通常、楽器などを使い音楽的である。信者たちが一同に行進することもある。サンキールタンともいう。
ジャパ:「繰り返し」の意味。実際にはマントラを何回も繰り返し唱えること。ジャパには、心の中で・つぶやくように・声に出しての三つの唱え方がある。
アハン・ブラフマ・アスミ:「我はブラフマンである」という意味のウパニシャッドの聖句でありマントラ。
タット・トヴァン・アスィ:「汝はそれである」という意味のウパニシャッドの中の聖句・マントラ。
ブラフマン:梵、大宇宙、大いなるもの。万物の背後にある最高原理。ヴェーダーンタ哲学(一元論)では、このブラフマンと真実の自己(アートマン)とは同一であると直感することを説く。
サーダナ:修行。
ローティ:北インドの主食の一つで、粉を練って焼いたもの。チャパティ。
コメント:私自身も日常生活の中でマントラを唱える時があります。状況によって声が出せる環境でない時もあるのでそういう時は心の中で口ずさむようにしています。 思い立ったときに唱える、このようなペースが私の実践の日課です^_^ ; 書き下ろしを読んでくださっている方の中にもマントラを唱えている方もいらっしゃるでしょう。 もしくは覚えるだけでも一苦労という方も!?いるかもしれませんね。OM三唱。クラスの始まりと終わりに毎回必ず声に出して唱えていますよね。とても簡単でシンプル。その音はなんともいえない心地よい神聖な響きです。これなら日常生活の中でも自然に口ずさめるかもしれませんね…^^
OM♪OM♪OM… 今日もみなさんの心に神聖な響きがありますように!!
コメント:サット・サンガやヨーガクラスの後、身体も心も清浄されてとても神聖な感覚が残ります。しかし…日常に戻ると、また意識は外に向かい考え、想いは次から次えと巡ってゆきます。シヴァーナンダさんがおっしゃる「絶えることのない意識」「日常でマントラを唱えること」は悪い方へ向かいやすい魂を直ぐに聖なるものにチェンジしてくれる素晴らしい方法なのです。実際、一日の始まりにはマントラを唱えます。悪いことが頭の中に浮かんできたらマントラを繰り返します。いい事、悲しいことがあったらマントラを唱えます。それだけで流れは変わっていくようです。マントラの力は、まだまだこんなものではないような気がしますが、先ずは唱えてみましょう♫
当センターでは、アーサナ(体位・ポーズ)のみといった一本の木のならず、YOGA全体を学びヨーガの森を豊かに育んでいます。
ヨーガには
実習という 車輪 と
知識という 車輪 と
2つの車が必要であり、2つが同時に回転し続けたとき
前に 前にと道を歩むことができます。
『バガヴァッド・ギーター』に学ぶ会
開講日:11月17日㈰
内 容:第17章に沿って
場 所:喜多見地区会館
小田急線喜多見駅より徒歩3分
費 用:お茶代500円(資料代別途2000円)
要申込:info(アットマーク) tryanbakam.jp
※(アットマーク)を@に変換しご利用ください。
健やかでありますように! 微笑みの日々でありますように!
力が湧いて、自分が自分らしく働く力を発揮できますように!
さあ、ヨーガのある暮らしをはじめませんか?
この11月。10年目を迎えたトリャンバカム・ヨーガ・センター。
わたしたちの暮らしは、毎日狛江にお世話になっています。
地域の方、あの店この店、あの道この道、あそこのう家のかわいい花、多摩川がゆったり流れる風景…
考えてみれば…それらすべてを含めて毎日であり、ひとりひとりの暮らしの一部になっているものです。
さあ、ヨーガのある暮らしをはじめませんか?
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