vol.184 お雑煮
雑煮が、「年初め」というめでたい席のはじまりに食されるようになったのは、米を食するようになった室町時代頃だそうです。(新聞に載っていました)
厳しい武家社会で生まれた縁を担ぐ風習は、膳の中でも・・・。
雑煮であれば、「名(=菜)を持ち(=餅)あげる」のだそう。
最初にいただいてから、宴が始まったということです。
ここにも祈りがあるのですね。
年末年始は岩手県盛岡へ帰省。
岩手のお雑煮を紹介します。
私は東京生まれの東京育ち。両親も東京生まれと生粋の東京人ですから、毎年岩手で過ごす盆や正月の中の風習には、生きる人々の智慧やご先祖さまとの時間を大切にした「心」をみることが多くあります。するとか、しないとかではなく、当たり前にそうして暮らしていることに、インドと同じ生きることへの音を聴いたようでした。
さて、雑煮は写真のように「胡桃汁」を添えていただきます。
岩手では「胡桃」は美味しいものの代名詞であるとか。
胡桃は特別だそう。
お土産に「もってけ~」と言われ
東京でも同じようにしてみました。
東京はあたたかですね^^