出来事編ー心のバックグラウンドの中へ
今日は様々な出来事がありました。
初めてヨーガクラスを実習するような気持ちの初々しい朝。
たった2日間ヨーガクラスの実践がなかっただけで、私は心の大きな叫びを聞いたのです。
皆さんと共に、この「場」の「サンガ」に
こころからの至福を感じます。
喜びを分ち合いましょう。
共に歓ぶことの美しい響きが、今日悟った心のバッググラウンドです。
午後はヨーガ・スートラを読む時間でした。
そして、おしまいにマントラチャンティング。
大震災で多くのいのちが亡くなりました。
崩壊したこころへ
被災地へ
そして互いへ
震災後に初めてでした
ボロボロボロボロ。。。。涙が溢れたのです。
どうして出るのか?
悲しみを克服し、理解したと思っていたのに。
岩手県岩泉町小本(本籍地)の皆さんに
「今、被災地にこの響きが流れたら、どんなに・・・」
そう心が思った瞬間に、
浮かんだのです。
小本港の往時、小さな漁港ながらも人々が活気に満ちて往来する明治昭和時代から、港が宮古や気仙沼に移り、小本はさびれ…それでも此処を愛し、ほそぼそでもいきいきと暮らしていたその町が、波に呑み込まれて、全部…全部なくなる様子が、鮮明に浮かびました。ほんの一瞬の間にです。
おそらくマントラの響きによってわたしのすべてが
深い安らぎの響きに満たされていたのでしょう。
その安らぎとリラックスのなかで
心の奥で傷つけられていた部分が飛び出たのかもしれません。
主人の祖父親戚たちの家々です。
不安と恐怖との窮地にありながら、生きている方々のお顔。
ヨーガやマントラによって、私の一部が崩壊していたことを知った今日だったのです。
共に悲しみ
共に歩こう
「このマントラの響きが、被災地に流れたら、どんなに・・・いえ、今、届いていますよ!」
そう思って空っぽになりました。
今、こうして響くことが共鳴だと思った瞬間、喜びに変わりました。
悲哀に傷ついた心は、本当に浄化された瞬間でした。
ゆっくり生きを吐いて、そして静かに微笑むことができました。
シヴァーナンダ・ヨーガ(善本社 成瀬貴良著)の中に、「心のバックグラウンド」について書かれています。心のバックグラウンドに耳を傾けましょう。その時間を大事にしましょう。
それは、共に幸福を理解することになるのですね。
Om