(vol.2の続き)宮古から鍬ヶ崎に向かいました。
見学、視察をして、現実をこの目におさめるのも、立派な支援と考えています。
報道ではなくて、
自分の目でみて
肌で感じて
空気に触れて
そこにいる人を感じること
そこに変化している命をかんじることです。
それは、どんなに見聞きしたり、調べても、比べる対象から程遠い違いです。
ヨーガと同じ
実体験することが、その時代を生きているということです。
1000年に一度というこの時代に生まれた私達は、すべきことがあります。
この2011年にいきていたということを感じないで、なにができましょうか?!
世界中の人々が、この時代をちゃんと生きるべきです。
正直な気持ちを思わず熱く書いてしまいました。
震災から8ヶ月たった?
私たちは装思っています。
ここでは違います。
今、止まっていた時間がありありと現実のものとなって動き出したばかり。
車から降りて、向こうに見える橋の下まで行き、ぐるっと町を一回り歩くことにしました。
ここは大変なところでした。
高台の両脇、写真上の橋の両脇が海です。両側から津波が襲ってきたのです。
高台に逃げた者も、もうどうすることもできませんでした。みんなながされました。ひとり、墓石に捕まった人が助かったとききますが、墓石に同じようにつかまっても、墓石もろとも流された方もいました。
と…(vol.1のつづきです)
山越えをしたとたんに
紅葉〜♪
あたたかい〜
っといっても寒いのですがっ(笑)
数分前のと比べるとそれでもだんぜん暖かいのでっす
車中、行程について確認です。
《本日の予定》を話します。たくさんすべきことがあります。どういった順番で時間をやりくりしようかと、念入りにミーティング。
11時頃 宮古到着
12時過ぎまで 視察 →鍬ケ崎→各地視察→田老アイトピア
14時 田野畑「はっくの家」訪問
15時 小本団地内ちらしポスティング
*「ヨーガの集い」+「インド朝食会」
*編み手さん募集!の説明会開催案内
*物資配給の期日・時間のお知らせ
一軒一軒こえかけをしながら配布
16時頃 岩泉団地内ちらしポスティング
16時30分岩泉役場 挨拶
岩泉支部糸ばた工房へ 物資回収
*【織り織りのうた】材料意外のたくさんの物資が工房に届いているので、それを引き取り、翌日物資配給の準備。
17時 あっけら館 到着
糸ばた工房に戻り、今月の様子を聞く
18時 智子 夜ヨーガへ(小本)
真紀子 物資仕分け
21時 「インド朝食会」の下準備
23時 風呂
瞑想
24時 就寝
今日は、挨拶と準備の日になるね。
結構一日がマンパンだあ〜
無事宮古到着。
まだ
歪んだ道。
津波の跡形ものこしつつも
港には漁船?でているようだ
網を持った男の人が見える。働いている。
波が、海の波はかわることなく
ざざーんって
ざざーん
ざざーん
時間が経過したのですね。
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さ、先を急がなくては!と。「今」を深く見て焼付け胸にしまいました。
宮古の街へ入ります。
宮古は人口の多い街ですから、海側の被災者は、点々と街中の仮設住宅へ入りました。
一棟5件程の長屋。それが平均2〜3棟ほどでしょうか?
20世帯強でまとまっているようです。
買い物など、生活エリアは街中になったのですね。
港での生活から街の生活へ。
漁や、加工業、漁港で働き、海の恵を活かして生活の稼得としていた人々は、今度は買う側になったわけです。
第9回目のこの活動のパートナーとなります小林真希子さんも同時に到着?
「智子さん?」と爽やかな声に振り返りました。
まだ暗い駅には、私たちだけでした…。
二人の者が動く支援活動がはじまりますね。
二人ですが、
早野は…日頃からトリャンバカムの会員さま他、多くの方々の温かいお心や応援を身に纏っています。
小林真希子さんは…既に3度目のご一緒。奇数月は参加させてください!のと、前々から予定くださっていました。活動にいらしている時意外でも、日頃から精力的に支援活動と呼びかけを、ネットを使い発信されています。定期的なネット配信により、多くの方が見てくださるようになった、反応をいただく、とのこと。そうした地道な発信からつながってきた方々との声も、真紀子さんは心にしかりと携えやってきてくださいました。
盛岡に立つ二人に響くみなさんの声を支えに、心でその声を聞きながら、行為する時間を過ごしていきましょうね…そんな決意をした、朝でした。
※二人での活動。毎月ですと、夫正寿さんが記録を担当してきましたが、今月は全て真紀子さんが撮影してくださいました。
撮影した写真をいただき、このブログにアップさせていただいています。
それにしても…と思ったこと。
① 夜行バスを降りる人がいなかった。
…これまでは、必ずリュックを背負ったボランティア活動をするような方がいたのに。
もう、ボランティア活動も閉鎖したのかな?
② 夜行バスの乗客は8人だった。
いつも満員御礼のバスに乗ってきた7回くらいでしょうか?
今回はなんと!横列全部を与えられましたっ。
初めての経験です。
4シート与えられて「これはのびのびできるぞお〜」と少しばかり喜んでしまった楽チン大好きなココロ。
が、さすがに中央通路を挟んで橋渡しで身体を横たえることは…できませんでした(笑)。
料金もやすかったんです。通常片道4500円から6000円の間ですが、今回は3500円!どうして???少ないとやすいのかな?逆のようですが。
来月は帰省客やクリスマスに伴うまたボランティア団体があるかもしれませんから、もっとも寂しい11月なのかもしれませんね。
③ さむい
小雪が舞っています!
さむい!
しかし、空気がキレイ。
トーンと澄んだ香り、独特の東北の香りです。風が冷たく強い朝です。
朝食中…
吹雪いてきました。「きれいですね」と会話すワタシ。下向より吹き上げてくる雪模様を褒めつつ…このキレイな景色を壊さないためにも、皆様との大切なヨーガの時間を代行にさせていただいているというためにも、事故が起きるなどの汚れなんてあってはならない、と思う私と。
緊張する往復の道のりです。
午前8時。顔なじみの車屋(レンタカー屋)のお兄さん。
「それではお気をつけて!」
「はい、いろいろとご丁寧に、ありがとうございます」とお辞儀などをして〈ご出発〉のやりとりをするワタシ。と、目を見開き、姿勢を正して「はい、本当に気をつけますので、車屋さんもここから出発する車に事故や恐怖がないことを祈っていてくださいっ!」と思う私と。
緊張する出発です。次ここに帰ってくる2日後の姿を瞑想しました。
先月のアドヴァイス。
「来月11月にいらっしゃる時は、小本街道は危険です。宮古まわりで是非いらしてください。」
その言葉を選択しました。
が、
それでも山越えまでは吹雪!「今日中にたどり着くであろうか?!」と思う。
雪だけならともかく(そうでもないが)風が強い。運転していて煽られるのがわかるといいます。・・・そう頼もしい真紀子さんの運転です。
「智子さん運転するの?」とはっきりと。そして「それは危険過ぎる」と現してくれる真希子さんに合掌。アウトドア派であり、あらゆる経験をお積みのような真希子さんにここ〈運転という適任の役割〉はお預けすることが平和。
ユキヤコンコン コンコン コンコン
あ〜すごい吹雪だあ〜
冬バージョンの
【メヘンディー調『甲あて』】です。
11月28・29・30日にご用でお会い出来なかった久米子さんから、
送料を使わせてしまったっ!届きました。
根つめて編んだのでは?と思うほどたくさんでした。
袋をあけたとたん
ふあふあが
ぬくぬくが
あたたかなぬくもりが拡がるようでした。
さっそく
編んでいただいた報酬を振込みます。
1組編むと皆様のご購入価格の50%(内10%は町へ)が被災地へ。
半分はやり取りの送料、材料費、お世話役の方への手当で経費として差し引かせていただいております。
11月末の支援活動では、
編手さんを募集しました。
仮設団地内で、編みを伝えて下さる先生や、材料をおいて下さる方が決まり、自立した仕事の柱がたちました。詳しいことは、ブログで報告したいと思いますので、近日アップ予定。しばし、お待ちください。