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―本の紹介―『シヴァーナンダ・ヨーガ』善本社 成瀬貴良氏編訳

2012.04.08

Category { サット・サンガ }
Comments  { 2 }

シヴァーナンダ③愛と奉仕に生きた聖者の教え『シヴァーナンダ・ヨーガ』
今回(毎月8日、24日)は、前回に引きつづき「シヴァーナンダの教え」を紹介します。毎回きりの良いところまでを紹介しますので、興味を持たれた方は「シヴァーナンダ・ヨーガ」をお読みください。
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前回のつづきです
全インド・ツアー―奉仕の旅
 大勢の人たちの精神的目覚めのために、霊的な智慧を広めるために、シヴァーナンダは13人の古い弟子たちとともに、1950年(64歳)9月9日から11月8日にわたって、インド―セイロンへ布教の旅に出ました。
 このツアーで移動した距離は8000マイルにも及び、交通機関も、飛行機、自動車、汽車、馬車、牛車など、あらゆる手段が使われました。
 またこの機会に、それまで手紙だけでやり取りしていた若者たちと直接話をしたいという願いも持っていました。
 ツアーでは、役人や一般市民や学生などには、アーサナやプラーナヤーマや体の浄化法などの教え、心身の健康を保つ方法を指導しました。民衆の前で、新聞社で、放送局で演説し、聖地では礼拝をし、信者の家ではサット・サンガを行いました。汽車が駅に入ってくるとスピーカーからキールタンが流され、パンフレットが配られました。駅では大勢の信者たちがシヴァーナンダ一行を待ち受けていて歓迎し、講演やキールタンを聴きました。シヴァーナンダは聴衆に挨拶し、駅そのものがそのままサット・サンガの会場になることもありました。
 ツアーの途中、シヴァーナンダは高熱を出してしまい、次の予定を中止せざるを得ない状態にまでなったことがありました。しかし、シヴァーナンダは言いました。
「いいや、中止にはしないよ。さあ、すぐにでも出発しようよ」
 次の目的地に着くと熱は下がっていました。シヴァーナンダは説明しました。
「大勢の人たちが熱心に私を待ってくれているので、それがわたしの中に高熱として現れたのだろうよ。わたしはいま彼らとともにいて、歓びを分かちあっているよ。熱はどこかに行ってしまったよ」
 ツアーは熱烈な歓迎を受け無事終わりました。ツアーの成功によって、さらに多くの人たちがアーシュラムに集まってくるようになりました。

 1953年(66歳)、シヴァーナンダはアーシュラムにおいて世界宗教会議を開き、世界のすべての宗教はひとつであると主唱しました。
 彼はその会議で演説しました。
「真実はひとつです。それをわれわれは異なった名前で呼んでいるにすぎません。すべての聖者や賢者の教え、すべての宗教や宗派はみな同じです。それなのに、人びとは不必要な争いをし、大事なことを見失っています」
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コメント / トラックバック2件

  1. Satomi より:

    シヴァーナンダジーはインドの奉仕の旅の中で一般市民に心と身体の健康を保つ方法を指導されたとありました。その日の自分と話をするように丁寧に無理なくヨーガを取り組むことでクラスの終わるころには自然と心も身体も心地よいものですね^^
    トリャンバカム・ヨーガ・センターの皆さんはもうすでに実感されていることでしょう…

  2. 長又 美保 より:

    この奉仕の旅では、インド全土でシヴァーナンダさんの霊的智慧に触れる機会となりました。聞いた者、体験した者は心に何かしらの気付きや目覚めがあったのでしょう。時代は過ぎ場所は変わってもシヴァーンダさんの教えは「シヴァーナンダ・ヨーガ」を読む事やインド哲学を深く知る学びの場で受けることができます。清らかに誠実に生きる術が身近にあるのですね。http://yogalifesoc.org/をチェックしてみて下さい。

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