8月15日
11〜14日盆の墓参りや、灯火を済ませ、
今日は風に会いにきました。
この数日、暑さの夏を自然の中で暮らして、つくづく想う。
当たり前に異常事態の中で暮らす我々…
「もう、嘘や取り繕いの中にで惑わされたくない。人間をやめよう。」
現実をみつめると…
震災、原発、放射能、節電と「生命」に関わる切迫した問題があまりにたくさん、そして絶え間なく問題は進行し私たちをとり巻いています。大問題にも関わらず、あまりに日常と密着しているためか、対応しきれずに半ば諦めムード?麻痺?飽和?どれかわからないけれど、あれだけマスクをしていたマスクマンは減り、駅や街は賑やかに、頼まれたわけでもない夏のセールで汗をかいている。買い物をする人々、行き交い旅行する人々。何をしているのか?
心から悲しみが湧いてくる。どうして嘘の経済が人々を食うのだろう…いや、人の心がその流れを赦してしまうのだろうか。情報というベールや、「みんな」という悪魔に、すっぽりのみこまれているように見えてならない…これは私の勝手な心の迷いなのか?
これまでのことから想う…
ヨーガで育まれる尊い力が、被災地で何らか役立てばいいと支援活動をしてきた5ヶ月。何もかも失った方々と過ごす中で学んだこと、「全てを失ったのは、被災地だけではない、日本人我々ひとりひとりが実感しなくては。」
なぜ、人は「怖い」と想った心の直感を、不安を、その辺の情報でとりつくろうとするのだろう。
ぬかるみ上に、どんなに渡し板をかけても、また直ぐにぬかるんできてしまうのに。根本を理解し改善しなければ不安や怖れはずっとつきまとうのに。
人任せなのか時任せなのか…
たかが、生きているあと数十年のことだから?
今の自分には関係がないから?
地球が今完全にバランスをくずしているのに?
全体の安定を、充足を、微笑みを願いたい・・・
いずれにせよ現実…
こうしている今も、放射線は放出され続けている。
なぜ原発を作るに至っているのか・・・
もう、電力を使ってはダメ。
「節電」「節電」というけれど、一番の節電は、そう言っているあなたが東京からいなくなること。一人いなくなればどれだけ節電できることか!極論ですか?本当にそう、東京電力をつかわないよう、人が散ればいい。
だから「風の町」を見学したかった…
今、日本中が注目すべきことだと感じてならないから。
原発をもう作らないためにも、電気を自然エネルギーにチェンジしなくては。
そうしないのは、やはり政治的、金の動きがそこにあるんだな。
ヨーガ聖者は口をそろえて言っています。(早野解釈)
「お金」が絡んだ時、行為は結果を求めてしまう。
真理が見えなくなってしまうんだ、と。
見えるものは全て変化し崩壊していくものと知りなさい。
普遍の、自然の法の中に必要なことは起り、不必要な流れは消え失せていく。
目に見えるものの中には何も無い。
幸せは目に見えない普遍の中に、あなた自身の中にあるということを知りなさい。
ああ、日本の社会は全てお金が根底に渦巻いている
物質の中に幸福を求めている…
岩手県葛巻町の奇跡をこの目で見たくて・・・。
岩手県葛巻町は、自然エネルギーで120%供給できている町。
太陽エネルギー、風力発電、水車、そして牛糞によるバイオガス。
インドと重なる・・・
葛巻町は、人口より牛の数が多い
葛巻町では牛は神様〜
ただ、食べてしまうこともするけれど・・・
牛糞がガスを作っているんだ!
すごい すごいっ
これらのこと、詳しくは…
本に書いてあります。(教室におきますね)
葛巻町のホームページでも分かりやすく説明しています。
そして・・・
今、崩壊した隣町でも、同様にして自然と共に育まれる暮らしが復興のキーポイントになればいいと心から願っている。
そんな私は何者だろうか?
牛だろうか?
風車だろうか?
水だろうか?
風だろうか?
糞だろうか?
Om
Om
Om
昨夜は、美しい祈りの灯りが花火となって
「時」を「場」を包んだようですね。
大地、空、天に舞い上がった祈りは、
夜明けの神様が清らかに抱擁しています。
時は動き、新たな誓いの汽笛が
・・・聞こえるようだ。
トリャンバカム・ヨーガ・センターでは、「今こそヨーガの実践が、直ぐ目の前にある!」と、『東北に心の灯をともす会』の活動を支援しています。「serve」「love」「give」です。活動の形は活動といった行為だけではありません。「今、ここ」がその場となることを、祈りの場であること、共であることを理解しましょう。あらゆる場がつながっていきます。
活動プロジェクトです。
{物資支援活動}
「物はなんとかなっているんだあ」とおっしゃられます。実際にはお金や生活の全てが「流された」と。狭い狭い仮設住宅ですが、物が心の支援となるようです。
{月例ヨーガと支援活動}
少しでも、「失った」という自己や自分のものという心を楽に、穏やかなで平和な『今を生きる歓び』へと誘うヨーガを実践し続けたいと思います。ヨーガとはなんだ?といった状況ですが、体操という感覚をすてて、静かに黙って共に過ごす時間を育みたいと思います。一緒に活動してくださる方、参加をお待ちしています。きっと、支援活動に行くつもりが、ご自身が支援されることでしょう。月に一度、最後の金土日で活動します。
{織織り織りのうた}
YOGAをするのに必要になるのが、マット。でもビニールの素材のマットを敷きたくなかったんです。もっと優しい、温かなもので包会いたかった。そして生まれたのが、リサイクル服や布をつかった手織りのYOGAマット。名付けて『織り織りのうた』。時は居られていく、心の折々・・・。賛同者募集。被災地で織る。みんなで織る。被災者が織ることを楽しみとし、社会貢献の場となって力を使えるようになったら・・・と願っています。
{線香花火を贈ろう}
例年だと8月の盆には『松明し』が軒先で焚かれます。南部赤松を灯し、ご先祖さまをお迎えするのです。それはそれは静かで幻想的な光景です。今年は家を失い『松明し』はできません。
静かに過ごしたい方に、日本の純国産の線香花火を送りませんか?もともと花火には慰霊の意味があります。ご購入いただいた方は、2つ買うことになります(一口1000円)。ひとつは被災者に、ひとつはあなたへ。共に平和をいのりましょう。
11日以降も受付けます。
{ベンチ製作}
殺風景になってしまった。木々も押し倒されました。あんなに育てた畑、緑、みんなみんな潮の中です。土壌が生まれ変わるのに、数年かかります。綿を育てるといいそうですね。仮設住宅も、砂利が敷き詰められ、プレハブの建物、本当に殺風景。『冬がくる、ああ、怖い』寒さも怖いけど、物さみしい景色です。ガーデニングや憩いの場作りに力をいれていきます。
時々の情報をTwitterにてお知らせをしています。静かなTwitterですから、ご安心してフォローください。
@Tryambakam_Yoga
8月1日(月)7時30分 新宿駅到着
バスを降りて見渡す。
山々とビルビル。。。
ほんの数時間で、約500キロを移動できる現代。
時間を超えて人が空間を自由に行き来し、インターネットならば、数秒で空間を超えられます。
いま在り在りと存在している体験の余韻、感覚の自覚ー
大事にしようと想った。
震災後5ヶ月。
訪問5回目。
大きく変化してきている被災地の方々の心。両極端に分かれ始めた気がする。
報道の中で、被害者意識を高める人。加速する老い、途方にくれる日々、すがる、待つ。力が出ない人。
逆に、「何も無い」を「はじまり」と理解する人。でも…周囲とのバランス。…これはおおきい、おおきい壁かもしれない。集落という血であろうか。
日本人全員が被災者としての自覚をもって、「本当」の状況を理解しなくてはならぬ「今」です。さもないと理解を汚す、惑わす情報の大津波にあっという間に飲み込まれてしまうでしょう。「本当」を隠し、うわっつらの形で覆い隠そうとすることは、あるいはとりつくろいはやめにしようと、その想いを行為で表現しなくてはならない時でしょう。
日本人の心の心底にある、美しいまでの厳格を保てる意識と、誠実と慈愛に満ちた自然な精神性によって、もう…理解しているはずです。同じことの繰り返えしはおバカさんです。
それでも、てっとり早く楽になりたいというココロが騒いで優先してしまうことも理解できるけれど、日本人よ、そしてその源の魂をもつ東北人よ!見定めることのできる純粋な美しい目でずっと先を見ましょうよ。負けないで!強健な精神で一緒に歩きたいから!
強くそう想った朝の一瞬。
…さ、その時にやはり強健なカラダは大事。助けられるモノだから。
ヨーガで身体を労ろう。
善い流れの方向へとチェンジできる舟は出航したようです。
ただ舟は手こぎのようですよ。
舵をとるのはリーダと、信頼という手綱でつながれたひとりひとりです。
さ、このままレッスンじゃ〜
トリャンバカムの皆様〜今日も空っぽの智子という器に力を注いでくださ〜い
共に過ごせる場へ・・・ひとっ飛びしま〜す。
「東北の心に灯をともす会」という活動をする人々の心は、「東北に心の灯をともされる人々」になって帰ってきたようです。
つづく…1日目から振り返って綴らせていただきます。