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11.07.12

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被災地で織る。東京でも織る。一緒に心を織ろう!折々の時を重ねましょう。

被災地で織る。東京でも織る。一緒に心を織ろう!折々の時を重ねましょう。


場所を開放してくださっているのは、ニット・カフェ悠遊の寺崎慈子先生。<br />
織りを丁寧に指導してくださいますよ。

場所を開放してくださっているのは、ニット・カフェ悠遊の寺崎慈子先生。
織りを丁寧に指導してくださいますよ。


みんなで織りを繋げましょう。いろいろな色が楽しい。

みんなで織りを繋げましょう。いろいろな色が楽しい。


縦糸通しは、二人で協力すると早かった!昔はこうして、嫁さんとお母さんが一緒にしたのではないでしょうか

縦糸通しは、二人で協力すると早かった!昔はこうして、嫁さんとお母さんが一緒にしたのではないでしょうか


もうひとつの楽しみがコレ。<br />
超健康食『酵素玄米』定食500円〜1000円。要予約。

もうひとつの楽しみがコレ。
超健康食『酵素玄米』定食500円〜1000円。要予約。


Tシャツやポロシャツ、綿のシャツやスカート、割いたものをくるくるして<br />
持参ください。服のまま持ってきてくださってもOKです。

Tシャツやポロシャツ、綿のシャツやスカート、割いたものをくるくるして
持参ください。服のまま持ってきてくださってもOKです。

7月2(土)・4(月)・5(火)・9(土)・11(月)・12(火)・16(土) 19(火)・23(土)・25(月)・26(火)・28(木)・30(土)

に開放しています。
朝10時から午後4時までの間でどうぞ。

これまで、「被災地へヨガマットを作って送ろう!」と製作してまいりました。
今週から「被災地の方と一緒に織りを重ねよう!」「そして買っていただこう〜」に変化してきました。
被災地での支援活動を通して、被災地の方がお金がないこと。なんにもないこと。仕事がないことを知りました。
一緒に仕事をしましょう〜

ちょうど16日(土)からは、試作品製作に入ります。
ヨーガ・マットとして良い形を試作し、
それを今月末、被災地で伝達してきます。

そうそう、一緒に被災地に行ってくださる方も募集中〜!
お待ちしています。


11.07.05

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2011.4.13.ポストカード日本

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6月の「東北に心の灯をともす会」いわてボランティアでは総勢6名の方々にご参加いただきました。
皆さんタイトなスケジュールの中、避難所や被災宅で実に様々な活動をすることが出来ました。

駅前の花壇植裁手入れ、被災住宅の汚泥清掃、ヨーガの集い、そして今回から活動が始まった手仕事支援「織り織りプロジェクト」などなど。
被災地のみんなと一緒になって、それぞれの出来ることを出来る範囲でやってみる。
その無心の力に被災者もみんなもいつのまにか大きな心の結びつきを感じたのだと思います。
とても有意義な時間でした。

そして被災地の被害の現状をまず観ていただいたこと。
はたから見れば物見見物でしょうが、まず現場を観ることから本当の気づきが生まれます。とても大事なことだと思います。

いま岩泉町では避難者は仮設住宅に移り、片言の暮らしが始まりましたがこの先への不安はいまだそのままです。
被災地はまだまだ瓦礫や泥もたくさん残っています。済ませたい仕事が山ほどあります。これからの話もしましょう。

そして一緒につづけましょう。

けっぱれ東北。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
ぜひお知り合いの方にお声掛けをお願いいたします。

前回の活動報告はこちら

【7/28〜8/1「東北に心の灯をともす会」いわてボランティア】

【期間】
7月28日(木)22:00出発→29・30・31日活動→8月1日(月)7:30東京着

【活動先】
岩手県岩泉町・田野畑村・宮古市 被災地および避難所

【活動内容】
①被災地てしごと支援「織り織りプロジェクト」活動
②現地災害ボランティア活動
③被災地でヨーガの集い
④被災地視察・観光(龍泉洞、てどの蔵浄土ヶ浜など)

【宿泊先】
岩手県岩泉町 青少年旅行村キャンプ場バンガロー

【費用】
交通費:自己負担(例)新宿→盛岡高速バス往復¥12000/名(例)レンタカー¥5700/名
宿泊費:(例)バンガロー2泊¥3140/名
食費:自己負担
*交通費宿泊費については予約完了次第、事前のお振込みとさせていただきます。

【持ち物】
動きやすい服装とリュック
(帽子・作業着・合羽・長靴(安全靴)・軍手・マスク・着替え・寝袋・身分証明書(運転免許所など))

【お願い】
ボランティア活動保険に未加入の方は、各自お住まいの市町村の社会福祉協議会でボランティア活動保険天災Aプランに加入して下さい。(個人負担)活動中の万が一の事故補償費用です。
【東京都内の社会福祉協議会】
http://www.tcsw.tvac.or.jp/others/local02.html

【主催】「東北にこころの灯をともす会」
問い合わせ先:
トリャンバカム・ヨーガ・センター
株式会社はやの意匠

****

【申込締切】7月14日(月)
コメント欄から、またはメールでお申し込みください。

*夏休みでバスが混みあいますので、お早めに!
ご希望の方は参加意志だけでもお申し出ください。


11.07.02

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3日目の朝。支援活動ではおなじみのカレー粥。これでパワーと浄化です。

3日目の朝。支援活動ではおなじみのカレー粥。これでパワーと浄化です。

4時起床 
4時半  瞑想
5時半  ヨーガ
6時   朝食準備
7時   朝食

とても心地の良い朝でした。本当に、昨夜は遅くなったけれど、充分寝ました。他のみなさんはどうだろうか。時間になるとバンガロー本部にあつまってきました。瞑想やヨーガを誘導させていただきましたが、3日目を向かえているあたたかな皆さんに包まれるような時間でした。柳沢さんも「なんだか、涙があふれてきました。」と。

昨夜、バンガローで一緒に一夜を明かした
かっこいい「クワガタ君」も一緒の朝食でした。
朝食の途中、きっととてもめずらしいクワガタなのかな?・・・兜をつけたようなふくらみがあるんだ。結構高級クワガタだぞ〜などと勝手な話をしていると、クワガタ君・・・
飛び立ったのです!「おーっ」
その飛ぶ時の
準備・用意・GO~!
の姿ったら忘れない。かっこいい〜
いいものをみせていただいた。合掌。

あ〜ゆたかな朝食を終えました。
今日の一日が平和でありますように。

小本仮設住宅。きっちりみっちり、ひろ〜い山際にぎっちりです。

小本仮設住宅。きっちりみっちり、ひろ〜い山際にぎっちりです。

朝一番のヨーガ。前日の支援物資配給の時に声かけをさせていただき、どうかな?11名が集まってきてくれました。

朝一番のヨーガ。前日の支援物資配給の時に声かけをさせていただき、どうかな?11名が集まってきてくれました。

智子は一人仮設住宅集会所へ。他5名は昨日の宮古駅前の花壇の仕事を終えてしまったので、本日は親戚宅と連絡をとり、ドロ出しやドロ洗いのお手伝いです。

朝ヨーガでは、いらしてくれた方の中に、先月ヨーガの時間を一緒に過ごした方が4名もいらっしゃいました。先月はまだ龍泉洞温泉ホテル内で避難所生活をしていました。「ああ、こうしてお会いできてうれしいものです。」「あの時気持ちよかったから〜」と、友達を連れてきてくれたのです。1時間半のヨーガをしました。途中のリラックスで。。。「え!」と私もおどろいたのですが、一瞬です。寝てしまったのです。参加者のうち半分は。途中のリラックスなので、シャヴァー・アーサナほど時間をかけていないのに。まあ、いいか。後半は起きている5〜6名でヨーガです。

200軒ほどの小本の町は壊滅に近い状態となりました。港からはなれた40軒が倒壊を免れました。浸水や半壊しましたがかろうじて住める者は、箱石さんのようにこうして毎日通って少しずつ少しずつ片付けているのだそうです。それにしても寂しくなった小本の町です。

霧はこの時期三陸沿岸特有の「やませ」。急激に寒くなります。

霧はこの時期三陸沿岸特有の「やませ」。急激に寒くなります。

お手伝いはドロだらけになった食器洗い。アキおばちゃんの手はただれて腫れていました。瓦礫の片付け中に細菌に感染したのかもしれません。医者に通っていると仰っていました。・・・私が最初にアキおばさんにあった時、震災から2週間後でしたがやっぱり洗い物をしていました。あれから3ヶ月、くる日もくる日も洗い続けていたのですね。今は暖かくなってきましたが、つい先日迄寒かったでしょう。冷たい冷たい井戸水で洗い続ける毎日。。。(涙)

優貴さんも井戸汲み初体験で興味津々。「昔は食事から風呂から洗濯まですべて井戸水でござんしたから。」いま井戸のある家は本当に助かっています。先祖の宝。

優貴さんも井戸汲み初体験で興味津々。「昔は食事から風呂から洗濯まですべて井戸水でござんしたから。」いま井戸のある家は本当に助かっています。先祖の宝。

ガテンチームは食器洗い。ひたすらドロを取ります。

ガテンチームは食器洗い。ひたすらドロを取ります。

おばさんも「食器は一番最後にまわしていたんです。まだ蔵いっぱいあります。到底おわらないんです。」老夫妻宅では家財の片付けがなかなか進まないので大変だなと実感。われわれが出来ることもほんの一部でしかありません。出来る限り通い続けようと思います。
お茶の時間、ちょうどヨーガを終えて智子も合流。(お茶をしにきたみたい?!)話を聞きます。こういった時間での話がしっかり胸に響きます。

もともとは呉服屋の箱石さん。泥だらけになってしまった反物がたくさんあります。洗って「裂き織り」によみがえらせる事ができる!相談すると・・・こんなのでよければどうぞと。

もともとは呉服屋の箱石さん。泥だらけになってしまった反物がたくさんあります。洗って「裂き織り」によみがえらせる事ができる!相談すると・・・こんなのでよければどうぞと。

今は家の中がぐちゃぐちゃなので片付けが進むとたくさん出てくるとのこと。「洗濯しますから、泥付きのままで。」というと「ほんとう!だったらなんぼでもどうぞ」と。
お昼一旦抜けます!と挨拶をし岩泉町の早野商店へ移動。車で20分。急げ急げ〜。

早野商店(元は酒屋。現在は酒、海産物加工食品)の目の前に、町のシンボル、宇霊羅山への登山口があります。
「ウレイラ」きれいな名前の山です。アイヌ語で「霧のかかる山」という意味だそうです。

こんなお昼を用意くださった。蕎麦にイワナ寿司。カタジケナイっ。

こんなお昼を用意くださった。蕎麦にイワナ寿司。カタジケナイっ。

宮沢賢治も通った旧盛岡中学(現:盛岡一高)の時計台。その縮尺サイズの東屋を同窓生と作ろうと提案した早野貫一さん(右端)。岩泉絶景ポイントでの昼食会となりました。

宮沢賢治も通った旧盛岡中学(現:盛岡一高)の時計台。その縮尺サイズの東屋を同窓生と作ろうと提案した早野貫一さん(右端)。岩泉絶景ポイントでの昼食会となりました。

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東屋から町を見下ろす段々畑が客席になっているではありませんか。舞台にはなんと菩提樹。

東屋から町を見下ろす段々畑が客席になっているではありませんか。舞台にはなんと菩提樹。

こちらは泥洗いチーム。お茶タイムばかりだぞ〜

こちらは泥洗いチーム。お茶タイムばかりだぞ〜

津波や空襲などなんども被災してきた町の歴史をうかがう。

津波や空襲などなんども被災してきた町の歴史をうかがう。

おじちゃんおばちゃんがかわいくて大好き!すっかり仲良し。

おじちゃんおばちゃんがかわいくて大好き!すっかり仲良し。

箱石のおじちゃんおばちゃんとお別れ。またいつでも遊びにおいでね。

箱石のおじちゃんおばちゃんとお別れ。またいつでも遊びにおいでね。

この日も「てどの蔵」にて打合せ

この日も「てどの蔵」にて打合せ

織り手の方を交えての打合せ。作り手は話がはやい。どんどん不安が解消されます。

織り手の方を交えての打合せ。作り手は話がはやい。どんどん不安が解消されます。

今回の訪問のメイン。「織り織りのうたプロジェクト」の概要と東京から持っていったヨーガマットを織り手さんに見せて打合せがはじまりました。岩泉町だけでなく田野畑村、田老町と織る者の手が増えそうです。よかった。そして突然の訪問なのにすぐに作り手を集めてくださった蔵のあるじに本当に感謝!できるとなったら織り機を集めましょう。余り布を集めましょう。早速サンプルを織りはじめます。

てどの蔵で陶芸の匠、分田さんに手習い中。

てどの蔵で陶芸の匠、分田さんに手習い中。

「てどの蔵は手仕事の聖地。私がこれまで見てきた中で最高に美しいわらじです。 世界中から声のかかるわらじ作りの匠・畠山さん。

私がこれまで見てきた中で最高に美しいわらじです。 世界中から声のかかるわらじ作りの匠・畠山さん。

紡ぎの匠・工藤厚子おばさん。糸の美しさと手技にじっと見惚れてしまいます。

紡ぎの匠・工藤厚子おばさん。糸の美しさと手技にじっと見惚れてしまいます。

織りの匠

織りの匠・三田地さん

つづく・・・


11.06.30

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新しい一日のはじまり。
被災地での2日目です。

4時  起床 できたのかな?
4時半 瞑想 したのかな?
6時半 朝食 ちょうどこの頃智子は盛岡駅
7時半 手作りランチを持って「さあ、出動〜!」
    智子さんも盛岡をJRバスで出発!

食事はベテラン寺崎慈子先生と空間デザイナー柳沢ゆきさんが活躍してくださり、すばらしい朝食とランチをごちそうになりました。
野外活動初めて!という駒沢大学で経営学を学ぶ永井優貴さんと山口里那さんはかわいい〜ので、いるだけですばらしい!と、隊長満面の笑み。

二日目。みんな元気です。

二日目。みんな元気です。

9時宮古市ボランティアセンター集合。
宮古市災害VCには、全国から土日ということもあって、多くのボランティアがいらしていました。スタッフも多く、システムもすっかりできあがっています。事前に申請をしてグループの人数や男女構成、継続可能時間によって仕事に分かれるシステムです。我々は5名チーム。

宮古はさすが!こんなボランティアセンターができていました。

宮古はさすが!こんなボランティアセンターができていました。

「え〜っ貸自転車なんてあるのお〜すごいじゃないっ」(寺ママ)

「え〜っ貸自転車なんてあるのお〜すごいじゃないっ」(寺ママ)

(ボランティアにきたけど)「わ〜い、何かたのし〜なあ♡」(里那)「何かいいじゃない」(寺ママ)

(ボランティアにきたけど)「わ〜い、何かたのし〜なあ♡」(里那)「何かいいじゃない」(寺ママ)

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到着すると、お願いされた仕事は、駅前の花壇の花の入換えです。「ドロ出しじゃなかったの?」「ばっちり長靴装備で、腰がいたくならないよう整骨院でととのえてきたんだけど。。。」・・・イベントが駅前ステージで開催されるとかで、それまでにきれいにしたいのよ〜ということです。「確かに。わかりました。きれいに美しく。宮古元気だよ!って聞こえてくる街つくりをしましょうっ」

宮古駅前2キロ間の花壇に花を〜

宮古駅前2キロ間の花壇やコンテナに花を〜

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マグロ船に36年乗っていたおじさん。その半生話が面白かった。自分の町は全滅したのでタバコも買えねえ。駅前まで買いに来るのよ。

マグロ船に36年乗っていたおじさん。その半生話が面白かった。自分の町は全滅したのでタバコも買えねえ。駅前まで買いに来るのよ。

・・・街行くおじさんやおばさんがボランティアにご苦労様ですと気さくに話しかけてくれます。
マグロ船員だったおじさんは、「マグロ船はよ、一年航海を2回出ればあのころ家が建ったもんだ」って言っていました。それだけ命を張って家庭を犠牲にした厳しい仕事なのだと思います。今は船が無くなりなり、財を失い・・・ボランティアでもこうして若い人が街に来てくれるのをみていると、それだけで励みになると話されていました。

・・・タクシー会社を経営している植裁のリーダーの方は津波当日の車の避難の様子を教えてくれました。われわれが2週間後に宮古に入ったときには、商店街総出で膝をまくって浸水した泥出しをしている状況でした。「ほんと必死でしたから。」とはいえこの何事もなかったかのような店舗の復旧ぶりは感心するばかりです。商店街の壊れた電柱や店舗はもうすっかり治っているんですから。素晴らしいです。

みんなで大花壇を。「た〜だ植えてもダメよ。ほら、高校生!アートの特技を活かせるじゃな〜い。」寺崎ママのお見事っ!な指示力で、2日分の仕事が1日で終了〜

みんなで大花壇を。「た〜だ植えてもダメよ。ほら、高校生!アートの特技を活かせるじゃな〜い。」寺崎ママのお見事っ!な指示力で、2日分の仕事が1日で終了〜

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終了〜撤収〜!参加者のチームワークが素晴らしかったらしく、予定2日分の仕事を1日で終えました。

花壇の植え替えなんて、最初は拍子抜けしていましたが、こうしたさりげない草花が町に添えられることで、落ち込んでいた商店街の人達がどんなに勇気づけられ、生きる力を与えられたか、被災直後から地道に活動をされてきたまちづくりボランティアの皆さんのお話を聞いて、まだまだいろいろ出来ることがあるなと刺激になった一日でした。

宮古〜小本へ

小本仮設住宅で支援物資配給とヨーガをしている智子と!
「あー会えたあ。待ってたわよ〜」
「こっちはがんばってきたわよ〜」
「ヨーガはどうだった?」
互いの報告。でも、それは車の中でね。
岩泉の「てどの蔵」へ行かなくちゃねっ。

小本仮設住宅。智子さん合流。

小本仮設住宅。智子さん合流。

車の中で情報交換です。
智子の方は・・・

12時岩泉町のはやの商店前(バス停)に到着。
バスが来るのがわかっていたの?商店の前にずらりと並ぶ早野商店の貫一おじさんやスタッフのみなさん。手を振っています。バスの中の私思わず「こんにちはー」っと声を上げ手を振った。バスの中だってこと忘れてました。そんな風に待っていていただいたら、思わずそうなっちゃう。(「田舎ですから、一日にバスはたったの4本ですから、わかりますよおっ」とおばちゃん)
お昼の蕎麦も用意されていて、本当にながれるまま。
私が一人なので、支援物資配給やヨーガ実習を一緒に手伝ってくれるという商店の皆さん。あーっカタジケナイっ。ありがたい。
車で20分 岩泉町から小本仮設住宅へ。

13時から支援物資配給ですが、到着がちょうど13時。
告知もしていなかったので、誰も集まるはずなく。
物資を預かっていてくださっていた、ここに住んでいる親戚、早野善彦さんのお家を探す。
一番奥の棟だった。
一つの棟に5件だろうか、長屋のようにつながっている。
プレハブです。
とっても静か。

荷物を預かると、ちらしを配ろう!ということに。
もう、時間を過ぎているけれど、手分けしてポスティング+直接手渡し。
すると、配っている後ろからもう集会所に向かう人々の姿が。
「えっ、まだ何も用意していないんですけど」

急いで集会場で、物資を並べ、
その間、まっていていただきました。
ほんの5分です。
「用意できました。」
「少しかもしれませんが、皆さんがきっと喜ばれる物があつまっています」
「ヨ—ガをする教室のみなさんからあずかってきたものです。」
「物資の中に、ポーチの中に、パンツや靴下、裁縫セットなどの入っている袋があります。それは、ひとつひとつ手作りなんです。パッチワークのポーチです。これは200個ありますから、一人2つまでですが、みてください。」
そう皆さんの前で、ちょっと話させてもらってから、
「どうぞ」
急いで入って行く皆さんの後ろ姿。
ほとんど会話はありませんでした。

ものの5分
段ボール7箱分の衣類や新品のパスタオル、お盆やタッパー、ビニールや洗剤、ボールやお玉、鍋などのキッチングッズから生活用品、お風呂セットや化粧品もありました。
そして、手作りのポーチ200個
鞄、トートバッグ
筆記用具にメモ帳、付箋紙や鉛筆、ペンに塗り絵、カレンダー
たくさんたくさんありました。

ものの5分、10分

一つ残らずなくなりました。

ちょっとボーゼンの私。
あっとおもって「この後ヨーガするかたどうぞ〜」と。
みんな帰って行きました。

う〜ん。。。。

でも、4〜5名かな戻ってきてくれました。
また岩泉町から、わざわざはやの商店のスタッフさんやご近所のみなさんがどやどや。
合計17名がヨーガを。

明日の朝9時からと14時からはどうかな?(先ほど配ったチラシには書いてあるのですが)
仮設住宅に住まれている早野善彦さんと和子おばさんが言っていました。
支援物資はくるんだけど、最近はあんまりこないんです。
そして、たいてい余るんです。
申し訳ないけれども、みなさんも選んでしまうんですね。
これはいけないことですけど、余るんです。
でも、今日はひとっつも残らない。びっくりしましたあ。
それだけきれいで、思って準備してくださったんですね。
ありがとうございます。

そうおっしゃっていました。
・・・トリャンバカムのみなさんや、調和SHCのみなさんのことを思いました。
みなさんがきれいにきれいにパックしてくださっていたこと、
メッセージをそえてらしたこと、
みんなみんな伝わっているんですよね。
無言でらしたけど、きっと感じていただけたはず。そう思いました。
みなさん、ありがとうございます。
代わってお礼を述べさせていただきます。本当にあたたかなサポートをありがとうございました。

車中。そして200個のパッチワークポーチは、織物の先生寺崎慈子先生のお友達が手作りしてくださったものを託されていたのです。「ああ、よかった。よかった。うれしい。安心したわ。」と。

さてさて、「てどの蔵」。
「おそくなりました〜」
「まってましたよ」ずらり、手仕事人がそれぞれの仕事をされていました。
機織り・糸紡ぎ・草鞋・陶芸・木彫り

貫禄の図。
蔵の仕事場はいい空気。

「コレなんです。」「どれどれ。」

「コレなんです。」「どれどれ。」

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こちらが、岩泉の昔からの機織り。

こちらが、岩泉の昔からの機織り。

東京の皆さんが織った裂き織りヨーガマットを紡ぎの工藤厚子さん、てどの蔵の工藤リセさんに見ていただきます。被災者の方たちの手仕事支援になるでしょうか?町内でやってくださる織り手はいますか?

素人が織ったものの品質に厳しい厚子さんの評価が気になるところでしたが、
「柄も織り方もバラバラなのがまた面白い。あれこれ考えずに、差し上げようと単純な思いで織られていることが素晴らしいことよ。一定の品質は必要だけれども、織り手にまかせたほうが面白いものが出来てくると思うよ。」との感想。

早速、リセさんが、心当たりの方に連絡をとってくださることになりました。ありがたい。
「明日また来て下さい。作り手さん同士で話をしてみてください。」
どうやらまず、こちらの織り手さんたちに織っていただけそうな感じになってきました。
そこからまた少しづつ広げましょうと。

私が「祝炭・いわいずみ」を命名しました!(澤口先生・国語教師。岩泉ネーミング賞をさしあげます。)炭はお水に入れれば放射能を浄化してくれます。

私が「祝炭・いわいずみ」を命名しました!(澤口先生・国語教師。岩泉ネーミング賞をさしあげます。)炭はお水に入れれば放射能を浄化してくれます。

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てどの蔵を出て、親戚の八重樫家(重要文化財級のすばらしい旧家)へお茶を。
いつも微笑みで向かえてくれる栄子おばちゃん。おばちゃんに会うと、3日間はおばちゃんの笑みの影響でにこやかにすごせるのです。語りのおもしろさ、微笑み、礼儀正しさは岩泉の鏡!「普通のおばあちゃんですよね。旅館の女将さんじゃないですよね」うーん。心遣いのカミサマです。
裂き織りの話になり、嫁さんの智子(サトコ)さんが、特注で作ってもらったバッグをみせていただきました。和紙に包まれていました。高価だったようで、夫婦の会話(「これ、しらなかったんですけどね」「え、あ、おほほほほー」)が面白かった。

岩泉の割織りバッグ。お見事っ!

岩泉の裂き織りバッグ。お見事っ!

この裂き織りのこたつ掛けは20年もつかっています。<br />
本当にあったかであったかでございます。

この裂き織りのこたつ掛けは20年もつかっています。
本当にあったかであったかでございます。

すっかり陽も暮れ、キャンプサイトに戻ると7時。
夕食は無いので、お茶でものんで、さ、龍泉洞温泉に入りにいこ〜

・・・誘われていた龍泉洞脇にある炭焼き小屋で「怪しい男の会」へ。手仕事人と駄洒落先生と幻の酒?・・・を交わしました。

就寝12時過ぎ
もうだめ〜
無意識状態。
失格!の×マークをおでこに張られた気分。

ごーん
落ちた××

つづく・・・