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12.05.20

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B17―バガヴァッド・ギータ―
『バガヴァッド・ギータ』=神の詩を学びます。
5千年ほど前に、クリシュナという名でインドに生まれた人物は最高神の化身でした。そのクリシュナが語った智慧がこの聖典となって残されました。人類を導くために、主なる神(クルシュナ)が一個人としてこの地球に出現され、神自らがこの真理を語っています。私達に大きな恩恵を与えてくれる大切な神のことばが残されています。日々の生活に活きる。清らかに生きる術がここにあります。
毎月第一金曜日10時〜12時 2012年6月〜2013年3月まで
費用:¥20,000円(計10回)/一回¥2,000円
バガヴァッド・ギーターの会 講師 早野智子

ヨーガ―ハタ・ヨーガ―
生活+YOGA(生活の一部にヨーガを取り入れる)はYOGA=生活(ヨーガそのものが日々に)へ。意外にも基盤と思っていた生活は基盤も何もなく不安定であったことに気づくでしょう。安定した毎日は、心穏やかで、表情は明るく元気に輝きます。自分のもの(・・・・・)としてコントロールしようと力んでいた精神の緊張は解れます。身体そのものがもつ調和を求めて優しい日々へと変化することでしょう。健やかな心と身体は皆様の周囲をも健やかにします。みなさんの平和の発信【場】です。レッスンでは、聖者、慈愛と奉仕の僧スヴァーミ・シヴァ-ナンダの説かれるヨーガのこころを受け、伝統的なハタ・ヨーガをお伝えします。
毎月第一金曜日14〜16時 (初回6/1)
費用:2000/1回
場所:調布ふれあい
ハタ・ヨーガの会 講師 早野智子
※どちらも申込みはメールinfo★tryambakam.jp 又は直接指導員まで
(★を@に置き換え下さい)


12.05.16

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51D2E99F7NL5月11日(金)第3回『インドの叡智』の講義がありました。

今回は、
第3章「ヴェーダ」
2.ヴェーダの神々(三界の神々)
3.ヴェーダの種類と内容
  ・『リグ・ヴェーダ』とホートリ祭官
  ・『サーマ・ヴェーダ』とウドガートリ祭官
  ・『ヤジュル・ヴェーダ』とアドヴァリュウ祭官
  ・『アタルヴァ・ヴェーダ』とブラフマン祭官
  ・サンヒター(本集)
  ・ブラーフマナ(祭儀書)
  ・アーラニヤカ(森林書)
  ・ウパニシャッド(奥義書)

第4章「ウパニシャッド」
1.ウパニシャッドとは
  ・ウパニシャッド誕生
  ・祭祀主義と神秘守備
2.ウパニシャッドの成立年代
  ・初期ウパニシャッド
  ・中期ウパニシャッド
  ・後期ウパニシャッド
3.ウパニシャッドの思想
  ・ブラフマンとアートマン
  (1)ブラフマン
  (2)アートマン
  (3)梵我一如       を学習しました。

[学習内容]
ヴェーダの宗教は自然神を対象とした多神教で、これらの神々は三界(天界・空界・地界)のいずれかに住んでいると考えられていました。仏教とともに日本へも伝えられ、天界のヴァルナ(秩序の神)は水天、空界のインドラ(雷神)は帝釈天、ヴァータ(風神)は風天、地界のサラスヴァティー(河川の女神)は弁財天等、「天」という名で呼ばれています。※P50~P51参照

ヴェーダの祭祀には、小さな家庭的な祭祀(日本でいう七五三など)から大がかりな祭まであり、時代とともに大がかりで複雑になっていきます。そのため担当する祭官も分化され、祭祀や儀式のテキストや参考説明書的な文献も数多く出ました。

アーリア人がインダス河に定着し始めると、古代インド社会にもさまざまな変化が生じ、自由な思想を持つ人々(ゴータマ・ブッダ等)が現れ始めました。同時期ギリシャでは、ソクラテス、プラトン、アリストテレスが、中国では孔子が現れ、智慧を探求しようとする新しい考えの人たちが地球レベルで現れた時代であったようです。

インドに生まれた新しい自由思想家たちは、ヴェーダのような人任せの儀式では永遠の安らぎは得られず、安らぎの境地に至るには解脱するほかないと考えるようになりました。これは、この時代に起こった新しい宗教の共通の思想で、個人としての思想や哲学が認められ始めた時代でもありました。そして、この新しい価値観を持った哲人や宗教家たちの教えをまとめたものが「ウパニシャッド文献」です。※ウパニシャッドとは、初期・中期・後期と何百年もかけて何人もの人たちが書いた文献(1冊の書物ではない)。P58~P59参照
それまでのヴェーダの宗教は、神々に現世利益などを祈願するタイプの宗教なので、祭祀主義宗教に入り、祭祀や神々への祈願では安らぎの境地は得られないとしたウパニシャッドは神秘主義宗教に入ります。

時代と共にヴェーダの祭祀が発展複雑化して神々の地位が低くなり、その代わりに「唯一なるもの」「根本原理的なもの」を求める姿勢が強くなってきました。この最高原理の観念が次々と変わっていく中で中世的原理であったブラフマンが、最終的にその地位を得ました。そして、ブラフマンがバラモンたちの重要な概念であったのに対し、クシャトリア階級の人たちは自己の奥深いところに恒久普遍的な「何か」を発見し、それをそれまで自己という意味で使っていたアートマンという名で呼びました。そして、ウパニシャッドの哲人たちが、アートマンとは真実の自己でありながら自己をも超えた広がりを持つ実在なので、宇宙の最高原理といわれるブラフマンと同じではないかと気づきます。その境地が「梵我一如」と呼ぶものだったのでしょう。

次回の養成コースは、5月18日(金)実技講習です。


12.05.08

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本日、5月6日(日)Y.L.S.主催月例ワークショップが開催されました。

第3弾となる今回のテーマは、著者と読む『インドの叡智』です。

Y.L.S顧問講師でいらっしゃる成瀬貴良先生が書き下ろした『インドの叡智』をダイジェズト版で自らお伝えいただきました。

現在、世界中で行われているヨーガですが、いつ頃、どのように広まっていったのでしょうか。

ヨーガのルーツは何だろう?

今日、ヨーガの流派や種類は色々あるけど、別なものなのだろうか?

インドの伝統的なヨーガってどんなもの?

そんな風に、素朴な疑問を持たれたことはありませんか。

今回は、そんな疑問の答えが明らかになる講義で、主にヨーガの起源、流派と教典、そしてハタ・ヨーガの起源に関するものでした。

初めて“ヨーガ”の姿が見られるのは、今から約五千年前のインダス文明時代まで遡るという説もありますが、ヨーガの起源には諸説あります。

代表的なものが、インダス文明説、ヴェーダ説、ウパニシャッド文献説です。

しかし、この時代のヨーガは、今日私たちが行っているハタ・ヨーガではなかったそうです。

いくつかのヨーガの流派には、それぞれ教典が伝えられていますが、それぞれ時代が異なります。

ヨーガの流派には、古典的なラージャ・ヨーガから、哲学的な要素を多く取り入れられているもの、実践的なものまで様々あります(ジニャーナ・ヨーガ、カルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、ハタ・ヨーガなど)。

精神的な要素が強い流派が多くある中、アーサナ、プラーナーヤーマを中心に構成されるハタ・ヨーガはタントラ的で、今日も世界中で広まっています。

今回のワークショップは、どなたでも(ヨーガをされていない方でも)理解を深めることができるよう解説頂きました。

興味を持たれた方、より詳しくお勉強されたい方は、是非『インドの叡智』を読んでみて下さい☆

また、11月ごろにも同様のテーマで開催予定ですので、聞き逃してしまった方は是非次の機会にいらしてください。

次回6月3日(日)は、プラーナーヤーマがテーマです。お楽しみに☆


12.05.05

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51D2E99F7NL4月27日(金)第2回『インドの叡智』の講義がありました。

今回は、
第2章「アーリア人」
1.アーリア人の特徴
2.アーリア人の大移動とカースト制度
 ・大移動
 ・カースト制度(ヴァルナ制度)とジャーティ
3.アーリアン学説

第3章「ヴェーダ」
1.ヴェーダとは
2.ヴェーダの神々     を学習しました。

[学習内容]
アーリア人の出身地として南露のコーカサス北方地域説が有力とされており、そのコーカサス地方に住んでいた半遊牧民である原アーリア人が、気候の変化や土地の乾燥化などにより大移動を始めます。
西方に進んだあるグループは、ケルト人、ゲルマン人などのヨーロッパ諸民族の先祖となり、
南下したあるグループは現在のイランに入り定着し、イラン・アーリア人(ペルシャ人)になりました。
また、東方に進んだあるグループは、インダス河上流のパンジャーブ地方に定住し、インド・アーリア人の先祖となり、すでにそこに住んでいたドラヴィダ人を中心とする先住民を征服しました。

身体的な特徴として、背が高く、皮膚の色は白く、鼻が高いなどが挙げられます。またアーリア人とは正式名称ではなく、皮膚の色が黒く、鼻も低く、身長も高くない先住民を「野蛮な」という意味での「ダーサ」と呼んだことに対して、自分たちを「神聖な」「清らかな」という意味の「アーリア」呼ぶようになったからだといわれています。そして、その皮膚の色の違い(ヴァルナ=色、外観)がそのまま階級制度や差別に進展していきます。

パンジャーブ地方に定住したアーリア人は、ヴェーダの宗教を確立しました。ヴェーダとは、「知る」という動詞から作られた言葉で「知識」を意味します。(一般的な知識ではなく、アーリア人の行ったヴェーダの祭祀や儀礼に関する知識のこと)さらにこれらの知識を載せた聖典群をさすようになり、いろいろな意味でその後に起こるインドの宗教に影響を与えました。

初期のヴェーダの宗教は、主に自然や自然現象を神格化したものを対象とし、それらの神々に現世利益を祈願するというものでした。ヨーガ(この時は、馬と馬車をつなぐという意味)という言葉がはじめて使われたのもヴェーダの讃歌でした。ヴェーダの宗教の特徴は、自然神を対象とした多神教で、これらの神々は三界(天界・空界・地界)のいずれかに住んでいると考えられていました。

次回は、5月11日(金)三界の神々について学習していきます。
※会場が1階大会議室になりますので、ご注意ください。